沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施

    沖縄県に所在する米軍施設キャンプ・ハンセンにおいて実施されていた155ミリりゅう弾砲による沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練については、実施の都度、県道104号線の交通規制が行われることや訓練の危険性などを理由として、沖縄県民がその取り止めを長年にわたり強く要望していたものです。

    このような要望を踏まえ、沖縄県民の負担を軽減することを目的として、平成9年度からキャンプ・ハンセンでの同訓練を取りやめ、本土5ヶ所の自衛隊演習場において同訓練を分散・実施することとする旨、日米間で合意しました。

	本土5ヶ所の自衛隊演習場: 矢臼別演習場    	(北海道)
							       王城寺原演習場  	(宮城県)
							       北富士演習場    	(山梨県)
							       東富士演習場 		(静岡県)
							       日出生台演習場	(大分県)
			

    同訓練の分散・実施については、5ヶ所の演習場の関係自治体から理解を得て、平成9年度から行われています。

    このことにより、県道104号線の交通規制が行われなくなり、周辺住民の生活上の支障等がなくなり、沖縄県民の負担は軽減されているところです。

自衛隊演習場

    東北防衛局は、訓練の円滑かつ安全な実施並びに地域住民の不安解消を図るため、米側に対し、最高度の規律確保等を申し入れるとともに、部隊の展開期間中、地元自治体等への情報提供、連絡調整、演習場周辺の巡回などを行っています。

・ 王城寺原演習場における沖縄県道104号線越え実弾射撃移転訓練実績の概要