吉 成 　由 貴

Ｑ１，「参加（出演）した自衛隊イベントは？」

• ・２０１５年、２０１６年１泊２日の自衛隊生活体験in武山駐屯地
• ・２０１７年ヘリコプターＵＨ－１体験搭乗in立川駐屯地

Ｑ２，「自衛隊イベントに参加した感想は？」

　生活体験は特に衝撃的でした。
　２０１５年には天幕での野営体験、２０１６年には居室での宿泊体験をさせていただきました。

　最初は、サバイバルゲームが好きでミリタリーに興味があるから、 という軽い気持ちで参加させていただいたのですが、趣味の範疇を超えて、 自衛隊の皆さんがどんな日々を送っているのか、 報道されない普段の姿を知れたことがとてもよかったです。
　中でも、１分１秒を大切にしていらっしゃることが心に残っています。
　時間厳守はもちろんのこと、お昼に取れる時間が１５分位だったりと、 その時間が非常にタイトで効率的であることが印象的でした。
　私が日々の生活で、無駄に過ごしてしまったあの「１分」で、 どれだけのことができるのか、どれだけ大事なのかを知れた想いです。
　そして、日常的に時間や決まりを厳守して過ごすことで一体感が生まれることを、 たったの１泊２日でも実感できる環境で、 緊急時に皆さんがいてくださるということがとても心強いと感じました。

Ｑ３，「実際に参加しての自衛隊の印象は？」

　ガラリと変わりました。
　というよりも、今まで漠然としていたイメージが、身近なものになった感覚でした。
　自衛隊、という言葉だと、報道やフィクションの世界で見ることの方が多いのもあり、 なんだか特別な人達というような感覚が生まれてしまっていました。
　しかし、隊員の皆さんとお話をさせていただいたことで、 元は私と変わらない一般人で、志した仕事が自衛隊だったのか役者だったのか、 違いはそれだけで、特別な人達ではない。 そんな皆さんが、緊急時に備えて、自分のためじゃない誰かのために日々を過ごしているんだ、 ということが、本当にかっこいいと思いました。

Ｑ４，「自衛官を目指す若者に一言」

　目指される、志を持った皆さんは思わないかもしれないですが、 もしかしたら、先輩方の厳しい指導に「つらい」と思うことがあるかもしれません。
　体験しかしていない私が言えることではないですし、 きっと本域の１％の迫力だったのだと思いますが、私も最初、 厳しくご指導いただいた時は「うわぁこわいっ」と思いました（笑）けれど、 厳しさが優しさで、愛情なんだな、ということに気付いて、 いつしか「付いていきます！」という想いで体験させていただきました。
　きっと、こわい程愛情に溢れている方々なんだろうな、と思います。
　厳しい、大変な訓練を乗り越えて、かっこいい、 付いていきたい！な自衛官さんになってください。
　自衛隊は、目指そうと思うその志がまずとてもかっこいいと思う、 「誰かのため」の空間でした。だからこそ、皆さんをとてもとても応援しています！

Ｑ５，「全国で活躍している自衛官に一言」

　お疲れ様です！
　皆さんと、話せば話すほど、己に厳しく、誰かに優しく、 の精神でとてもあたたかい人ばかりだという事を知り、もっともっと自衛隊のことを知りたいと思いましたし、 多くの人に知ってもらいたいという気持ちになりました。
　私は隊員ではないですが、日常で皆さんを手本にしていきたいと思うところがたくさんあります。
　これを読んでくださった自衛官ではない皆さんには、是非一度体験入隊をしてみていただきたいです。
　何が起こるか分からない毎日で大変かと思いますが、 健康第一に頑張ってください！
　私も、皆さんとは違う角度で、誰かの笑顔のためになる仕事をがんばります。