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防衛省・自衛隊東京地方協力本部 隊員コラム

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『お手伝いから専属コーチへ』

西東京地域事務所 
滝口陸曹長

 私の息子と娘は小学三・四年生から野球を始め私は子供たちの野球チームのお手伝いを十年程してきました。 高校三年生の息子も昨年夏、コロナ禍にて最後の東京都の独自大会で野球部を引退しました。 昨年までの甲子園への予選の応援ではなく親でも観戦のみで大きな声さえ出すことが出来ない中、 最後の雄姿を目に焼き付けました。 もう一人の娘は中学二年、軟式野球クラブチームに所属し私はいつもの様にお手伝いに行っていたある日、 監督に呼ばれ「コーチになってベンチに入ってくれないか?」と言われ驚きました。 妻や娘にも相談し自分が子供の頃、 親から野球をやらせて貰えなかったことも知っていた家族はコーチになることに賛同し背中を押してくれ昨年十月から専属コーチとして指導することになりました。 今まではグランド整備、球出し、審判、簡単なノックでお手伝いはしていましたがまさか、 野球経験のない私がコーチになり指導するとは思ってもなく教えることの難しさをつくづく思い知らされました。 コーチになって大事に思っていることは野球の技術を上達させることも大事だけど野球を通じて人として成長して欲しいと思っています。 そのことから私は監督、ヘッドコーチには細かい技術的指導は今のところお任せして私は心の持ちよう(精神面の強化) を子供達に課せるようにしました。大事なところでミスや弱気を払拭するため日々子供達に接しています。 その成果を少しずつ見ることが出来たのが十一月から始まった新人戦で創設四年目にして東京都で初優勝することが出来、 監督・コーチ・選手・保護者一体となり歓喜しました。準決勝では昨年優勝チームに0❘2から最終回、 代打攻勢にて3❘2の逆転サヨナラ勝ち、決勝では緊迫の投手戦から四回集中打とツーランスクイズの小技にて四点、 最終回に更に猛打爆発にて三点で7❘1で【優笑】娘も決勝で三打数二安打、 六回にはレフトにてダイビングキャッチ父親から見ても成長を感じさせる日になりました。 夏には二つの全国大会に繋がる大会があるので子供達と共に私自身も人として成長して行ける様に頑張ります。