~冠島今昔~ 鳥たちの楽園

~冠島今昔~ 鳥たちの楽園

作曲者
清水 大輔
初演年月日
2013年2月23日
解説
 この曲は、海上自衛隊舞鶴地方隊創設60周年を記念して舞鶴音楽隊が作曲家・清水大輔氏に委嘱した作品です。以下は清水大輔氏による解説です。
 「舞鶴市成生(なりう)岬の北北西方、約10キロメートル沖の日本海上にある無人島、冠島。 島全体が国の天然記念物に指定され、オオミズナギドリの繁殖地としても知られている。またこの島は別名「オオミズナギドリ最後の楽園」と言われている。私はこの神秘性、景観に惹かれこの島を題材に曲を書こうと決めました。
 曲は打楽器のリズムの提示により始まります。ゆったりとしたテンポの中で徐々に楽器が重なり壮大なコラールとなります。それはまるで島の夜明けから朝の情景を描写しており曲は主体となる旋律へと進みます。
 力強さ(前半のトランペット)と暖かさ(後半の木管を主体とした旋律)が同居した旋律を挟み、その後テンポを上げ荒々しい場面へと移ります。島が見つめて来た歴史が走馬灯のように過ぎ去る姿を描写し曲は力を増し、中低音の5度の響きを残し再現部へと移ります。
 エンディングではこの曲がすべて夢だったかのように鳥の鳴き声が響き渡りテュッティのハーモニーのクレッシェンドにより曲は最大限に盛り上がり幕を閉じます。
 最後になりますが、今回このような記念的な演奏会で曲を書かせて頂けた事、 海上自衛隊舞鶴音楽隊の皆様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。」
出版社
CAFUA Records
演奏時間
約10分
作曲者
清水 大輔
初演年月日
2013年2月23日
解説
 この曲は、海上自衛隊舞鶴地方隊創設60周年を記念して舞鶴音楽隊が作曲家・清水大輔氏に委嘱した作品です。以下は清水大輔氏による解説です。
 「舞鶴市成生(なりう)岬の北北西方、約10キロメートル沖の日本海上にある無人島、冠島。 島全体が国の天然記念物に指定され、オオミズナギドリの繁殖地としても知られている。またこの島は別名「オオミズナギドリ最後の楽園」と言われている。私はこの神秘性、景観に惹かれこの島を題材に曲を書こうと決めました。
 曲は打楽器のリズムの提示により始まります。ゆったりとしたテンポの中で徐々に楽器が重なり壮大なコラールとなります。それはまるで島の夜明けから朝の情景を描写しており曲は主体となる旋律へと進みます。
 力強さ(前半のトランペット)と暖かさ(後半の木管を主体とした旋律)が同居した旋律を挟み、その後テンポを上げ荒々しい場面へと移ります。島が見つめて来た歴史が走馬灯のように過ぎ去る姿を描写し曲は力を増し、中低音の5度の響きを残し再現部へと移ります。
 エンディングではこの曲がすべて夢だったかのように鳥の鳴き声が響き渡りテュッティのハーモニーのクレッシェンドにより曲は最大限に盛り上がり幕を閉じます。
 最後になりますが、今回このような記念的な演奏会で曲を書かせて頂けた事、 海上自衛隊舞鶴音楽隊の皆様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。」
出版社
CAFUA Records
演奏時間
約10分