〒625-0026
京都府舞鶴市泉源寺175-2
TEL:0773-62-2271
第51代舞鶴教育隊司令の細田1佐です。よろしくお願いします。
舞鶴教育隊の庁舎が所在するここの地区では、海軍の時代から、海を愛し、海を守る海上武人を多く育てきました。
現代の舞鶴教育隊では、新入隊員から上級海曹に至るまで幅広い教育を行っており、新入隊員に対しては、自衛官としての
必要な基礎的な知識や技能、体力や精神力の基盤を作ることを任務にしております。また、「ひとりの社会人として信頼され
る者」に育成することも重要だと考えており、教育を受けられた多くの先輩方が、現場のプロフェッショナルとして活躍され、
信頼される自衛官として、我が国の平和と独立を守り、国民の安心・安全を提供されてきました。
海上自衛官を志す皆さんが、海上自衛隊創設の年から72年の歴史を有する舞鶴教育隊に集い、同期生と融和団結して成長
する日々を教官はじめ職員一同、全力でサポートします。是非、お近くの自衛隊地方協力本部を通じ、安心して門戸をたたい
てください。
部隊制定の隊歌としては最古級!!
『舞鶴教育隊隊歌』の制定経緯は、海上自衛隊の前身である海上警備隊が発足した昭和27年4月26日までさかのぼります。同年8月から海上警備隊は警備隊となり、翌年の1周年を前にして『警備隊の歌』(海をゆく)を制定するべく、作詞を全国的に募集していました。
一方、昭和27年11月からは、舞鶴教育隊の前身である練習隊が臨時編制、第1期練習員課程の教育が舞鶴で開始されました。
そうしたところ、練習員1期生を中心に「中央で『警備隊の歌』を作るなら日夜訓練に励んでいる練習隊でも隊歌を作ろう」との機運が高まり、隊員から歌詞を募集、昭和28年6月1日に『舞鶴練習隊の歌』が制定されました。
昭和32年5月、舞鶴練習隊は、舞鶴教育隊へ改称、題名や歌詞も「教育隊」に替え、今もなお歌い継がれており、お昼休みに構内放送で流しています。
作詞は、練習員第1期生の塩崎昌夫氏、補作(歌詞)は、歌曲作詞界の重鎮的存在であった勝承夫氏、作曲は、警備隊音楽隊副隊長の片山正見氏(のちの第2代東京音楽隊長)です。
歌詞に風光明媚な舞鶴の情景、海上防衛の最前線部隊へ赴く若い隊員の意気込みが込められた『舞鶴教育隊隊歌』は、隊員たちの心の拠りどころであり海上自衛官として原点を思い出させてくれる大切な歌です。