舞鶴教育隊の歴史

沿革

写真で見る舞鶴教育隊の歴史

旧舞鶴教育隊門

昭和２７年１１月、臨時編成された海上警備隊舞鶴練習隊が発足され、舞鶴練習隊は、他の教育隊に先駆けて昭和２７年１２月、舞鶴地方総監部隷下に正式に編成、昭和３２年５月に艦艇練習部隊の編成に伴って舞鶴教育隊に改称されました。当初は最大１２００名の練習員が同時に在籍し、次々に全国の部隊へ隊員を送り出していたのですが、その後は各地に教育隊が編成され、近年は総人件費抑制もあって春の入隊数は５００名を下回っています。新入隊員の人事制度は、自衛官候補生・練習員への連接、一般海曹候補生へと変化しています。初任海曹課程は、海曹予定者課程へと変化し予備自衛官招集訓練は継続されています。

昭和３０年～４０年

舞鶴練習隊（松ヶ崎）に続いて昭和３０年６月１６日、舞鶴の余部（あまるべ）にあった 旧海軍機関学校跡に舞鶴第２練習隊が設けられ、同年１１月１日、第１８期練習員が入隊した。 これは練習員の増加により、舞鶴練習隊１か所のみでは教育できなくなってきたからです。昭和３２年５月に、舞鶴教育隊と改称されました。

行進訓練

短艇訓練

航空機実習

昭和４０年～５０年

昭和４１年１１月２９日、海上幕僚長板谷隆一海将が初度巡視に来隊されました。昭和４４年には、温水プール工事が完工し施設の近代化が図られていきます。観桜会にｵｰｽﾄﾗﾘｱ海軍も参加するなど、他国との親睦を深めています。

海上幕僚長初度巡視

オーストラリア海軍との観桜会

温水プール

昭和５０年～６４年

昭和５０年９月に、舞鶴自動車教習所が設置され、職業訓練が開始されました。昭和５１年４月に、第１期海曹候補学生の課程が始まり、教育が開始されました。

防火訓練

第２９回開隊記念

第３４回開隊記念

平成元年～平成１０年

平成３年４月に、第１期海曹候補士の教育が開始されました。舞鶴教育隊の各施設工事が起工していく中、平成６年に体育館、平成７年に第３隊舎及び水練館、平成９年に防火・防水実習場が完工し落成披露が行われました。

体育館

第３隊舎

水練館

平成１０年～平成２４年

昭和５０年９月に開設された、自動車教習所が平成１９年に閉所しました。平成２０年に第2グランドの使用が開始されています。教育課程につきましても、平成１９年８月に海曹候補士課程、平成２１年３月に一般海曹候補学生が終了し、平成２０年４月に第１期一般海曹候補生課程、平成２３年４月に自衛官候補生が新しく教育を開始しました。

自動車教習所

表桟橋から部隊へ

自衛官候補生宣誓風景

平成２４年～現　在

平成２８年６月に第１隊舎が完工し、落成式が行われました。平成２９年３月で、舞鶴教育隊での初任海曹課程教育が終了し、現在は横須賀教育のみで課程が運用されてます。平成２９年９月から海曹予定者課程の教育が開始され、令和２年３月から女性の新入隊員の教育が開始されています。

第１隊舎

陸上警備訓練

舞鶴教育隊司令講和