Activity

活動情報

2027年 日米共同統合演習(実動演習)

    〇 日米共同統合演習は昭和60年度に開始され、概ね毎年、実動演習と指揮所演習を交互に実施しており、実動演習は今回で18回目にあたります。

  • キーン・ソード27
    演習の目的 各種事態における日米共同対処及び自衛隊の統合運用について演練・検証し、日米の共同統合運用能力の維持・向上を図る。
    期 間 令和8年10月19日(月)~ 10月29日(木)
    主要実施場所
    • (1)自衛隊施設並びに在日米軍施設及び区域
    • (2)民間空港及び港湾
    • (3)我が国の公有地及び民有地等
    • (4)我が国周辺海空域
    主要訓練項目
    • (1)統合防空ミサイル防衛訓練
    • (2)共同統合対艦戦闘訓練
    • (3)陸上作戦訓練
    • (4)海上作戦訓練
    • (5)航空作戦訓練
    • (6)水陸両用作戦訓練
    • (7)サイバー攻撃等対処訓練
    • (8)情報戦訓練
    • (9)統合通信訓練
    • (10)宇宙状況の把握等に関する訓練
    • (11)統合電磁波作戦訓練
    • (12)統合後方運用訓練
    • (13)機動分散運用訓練
    • (14)重要施設等防護訓練
    • (15)実証実験
    実施部隊等
    • (1)自衛隊
    • 統合幕僚監部、陸上幕僚監部、海上幕僚監部、航空幕僚監部及び情報本部
    • 【陸上自衛隊】
    • 陸上総隊、各方面隊等
    • 【海上自衛隊】
    • 自衛艦隊、各地方隊等
    • 【航空自衛隊】
    • 航空総隊、航空支援集団等
    • 【共同部隊】
    • 統合作戦司令部、自衛隊情報保全隊、自衛隊サイバー防衛隊、自衛隊海上輸送群等
    •  
    • (2)外国軍隊
    • (ア)米 軍
    • 太平洋軍、太平洋陸軍、太平洋艦隊、太平洋空軍、太平洋海兵隊及び在日米軍
    • (イ)豪 軍
    • 国防軍統合作戦本部等
    • (ウ)その他
    • 加軍、仏軍、独軍、蘭軍、新軍、比軍
    演習参加規模
    • (1)自衛隊:人員約45,000名、艦艇約40隻、航空機約260機
    • (2)米 軍:人員約12,000名、艦艇約5隻、航空機約120機
  • 日米共同統合演習(実動演習)「キーン・ソード27」の訓練開始について

    本日から日米共同統合演習 キーン・ソード27 における実動訓練が開始されました。
     本訓練を通じて、自衛隊と米軍は共同・統合運用能力の向上を図るとともに、同盟国及び同志国との連携を一層強化します。また、インド太平洋地域における抑止力及び対処力の強化に寄与し、我が国の防衛並びに地域の平和と安定に積極的に貢献するための態勢と能力を維持・強化していきます。

    キーン・ソード27
    キーン・ソード27
    キーン・ソード27
    キーン・ソード27

    訓練開始式訓示

     本演習の日本側統裁官、統合作戦司令官の俵海将である。
     本日、この我が国最西端の地の一つである石垣において、日米共同統合演習キーン・ソード27を開始できることを大変意義深く受け止めている。
     まずは、本演習に参加する米軍、同志国軍の諸官に、心から歓迎の意を表したい。

     また、ここまで共に準備を進めてきた米太平洋軍副司令官ラウル中将、豪統合作戦副司令官マカスラン少将、フランス領ポリネシア統合軍兼太平洋海軍管区司令官ビエ‐シャルトン少将、ドイツ軍統合支援軍司令部シュルツ大佐、ニュージーランド統合軍司令官クラシュカ少将をはじめとする各国の指揮官に、心から感謝申し上げます。皆さんと肩を並べ、この演習を開始できることを大変心強く感じています。

     本日ここに集まった我々は、それぞれ異なる国旗を背負い、異なる歴史と文化を持つ。しかし、自由、法の支配という基本的な価値を共有し、それを次の世代へ引き継ぐ責任を負っている点において、我々は「同志」である。
     近年、インド太平洋地域を取り巻く安全保障環境は大きく変化している。不確実性は増し、国家間の競争は激化し、平和と安定は決して自明のものではなくなった。

     しかし、この地域の未来を決めるのは、不安や脅威ではなく、それらに向き合う我々の「意思」である。
     我々は、危機も対立も、力又は威圧による一方的な現状変更も望まない。我々が望むのは、ルールに基づく国際秩序が維持され、ここ石垣を含むインド太平洋地域の人々が安心して暮らすことのできる、平和と安定である。

     キーン・ソード27は、その平和と安定を守るための演習である。
     日米及び参加する同志国が互いの強みを活かし、我々の「意思」を、必要な時に確実に行動へ移す「能力」と「即応性」へと高めることが重要である。
     陸・海・空に加え、宇宙、サイバー、電磁波、情報を含む各領域の力を結集し、日米及び同志国が一体となった統合作戦を演練する。その行動を通じて、我々の「意思」「能力」「即応性」、そして揺るぎない「結束」を示してもらいたい。そして、この石垣の地で演習を開始することにも特別な意味がある。
     南西の前縁地域である石垣には、家族、地域、そして未来がある。我々が守ろうとしているのは、領土や財産だけではない。その先にある、人々の平和な日常である。
     その日常を守るためには、危機が起こってから対処するだけでなく、十分に備え、共に行動する同盟国・同志国と連携し、危機そのものを未然に防ぐことが重要である。

     本演習は、そのための準備であり、我々の決意の表れである。
     同時に、本演習は、石垣をはじめとする地域の皆様の御理解と御協力なくして成り立たない。そのことを決して当然と考えてはならない。地域社会に対する責任を自覚し、安全と規律を徹底して、本演習に臨んでもらいたい。

     参加する全ての隊員諸君。
     この演習で求められるのは、単に訓練を成功させることだけではない。
     互いを理解し、互いから学び、それぞれが持つ能力を結びつけ、一国一軍種だけでは成し得ない成果を生み出すことである。
     失敗を恐れず挑戦し、課題を率直に共有し、ここで得た教訓を次の行動につなげてほしい。

     最後に、一つ強調したい。
     我々の最大の強さは、兵器の数ではない。ここに集まった、信頼できる仲間の存在である。
     互いを信頼し、必要な時に共に行動できること。それこそが我々の強さであり、誤算を防ぎ、この地域の平和を支える力になる。
     共に学び、共に備え、共に行動する。
     その積み重ねによって、我々の信頼と結束をさらに強固なものにしよう。
     キーン・ソード27の成功と、参加する全ての部隊、隊員諸君がさらに強固な信頼で結ばれた「ワンチーム」となることを心から祈念し、私の訓示とする。

    令和8年10月19日 統合作戦司令官 俵 千城