海外留学

ロンドン大学 平成24年入省(施設系)

The only constant in life is change

この世の中で永遠に変わらないものはありません。組織や社会は日々刻々と変わり続けています。私が現在英国で学んでいる公共政策学は、社会の変化に行政がいかに対応するかを考える学問とも言えます。政治や行政組織のシステム、経済の状況、国に根付く文化など、様々な要素を踏まえた上で、他の国や人との関わりの中で、どのように政策を変え、組織を変えていくべきか考えねばなりません。

防衛省における総合職技官の役割も変化しています。私が留学しているSOAS(東洋アフリカ研究院)は、その名の通り、アジア、中東、アフリカの学生が多く、実に多様な観点を吸収できる場です。技術的な知識を持つだけでなく、世界を広い視野で見渡しながら知識をフル活用する能力を備えた「ジェネラリスト且つスペシャリスト」として活躍することを意識しながら、昨日とはひと味違う自分になれるよう日々研鑽に励んでいます。

ブラッドフォード大学  平成24年入省(施設系)

平和を学ぶ、その先にあるものとは

あなたが考える「平和な世界」とはどのような世界ですか?世界の紛争や衝突を止めるためには何が必要でしょうか?多くの人が安全に生活することを希求しているにもかかわらず、有史以来、地球上で争いが止んだことはありません。

私は現在、英国ブラッドフォード大学にて世界各地から集まった様々なバックグラウンドを持つ学生とともに、紛争を解決し、平和を構築する方策について、学んでいます。彼らとのディスカッションやグループワークは、日々の業務では得難い新たな知見を得るとともに、視野の広がりを実感することができます。上記の問の答えは、一朝一夕で答えが出るものではありません。置かれた状況、環境によってその答えは十人十色であるとともに、時の経過により変化をするものです。そして、よりよい答えに近づくためには、国際政治などのマクロな視点から、紛争下におかれた人々の心理状態などミクロの視点まで幅広い分野からのアプローチが必要です。

防衛省職員として、防衛行政を進めていくにあたり、複合的な視野を持ち、物事を多角的に判断することは欠かせない能力であり、留学を通じて、自身の能力の研鑽に努め、日本の安全保障と世界の平和に貢献していきたいと考えています。

役職は当時のものです。

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