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第II部 わが国の安全保障・防衛政策

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第4章 防衛力整備など

第1節 令和4年度の防衛力整備

令和4(2022)年度の防衛力整備は、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域における能力、海空領域における能力、多様な経空脅威へ対処する総合ミサイル防空能力、スタンド・オフ防衛能力、機動・展開能力、弾薬の確保や装備品の維持整備など、必要な防衛力を大幅に強化し、多次元統合防衛力を構築することとしている。

あわせて、防衛分野での技術的優越の確保のため、ゲーム・チェンジャーとなり得る技術などの研究開発や防衛産業基盤を強化するとともに、人的基盤や、日米同盟・諸外国との安全保障協力も強化することとしている。

この際、令和3(2021)年度から防衛力強化を加速すべく、令和4(2022)年度当初予算に計上する予定であった事業を前倒して実施することとし、令和3(2021)年度補正予算及び令和4(2022)年度当初予算を「防衛力強化加速パッケージ」と位置づけ、一体として編成している。

また、既存の予算・人員の配分に固執することなく、資源を柔軟かつ重点的に配分し、さらに、あらゆる分野での陸海空自衛隊の統合を一層推進し、縦割りに陥ることなく、組織及び装備を最適化する。

加えて、格段に厳しさを増す財政事情などを勘案し、一層の効率化・合理化を徹底する。

参照図表II-4-1(令和4(2022)年度防衛力整備の主要事業(領域横断作戦に必要な能力の強化における優先事項))

図表II-4-1 令和4(2022)年度防衛力整備の主要事業(領域横断作戦に必要な能力の強化における優先事項)

令和4年度防衛力整備

令和4年度防衛力整備