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<解説>国民の安全・安心に寄与 “不発弾処理”

戦後70年以上経った現在でも、北海道から沖縄県までの全国各地において、主に戦前・戦中の不発弾が発見されており、その都度、自治体からの要請を受け、自衛隊が処理にあたっています。

令和元年度において自衛隊が処理した不発弾は、1,441件、約33トンになります。特に沖縄県で発見される量は全国でも突出しており、同年度において処理した不発弾は529件、約18トンと、全国で発見される発数の3分の1以上を占めています。

そのため、那覇駐屯地に所在する第101不発弾処理隊は、昼夜を問わず、多い時には1日5回以上出動し、手動による信管の除去や不発弾の回収を実施して不発弾の安全化を図り、国民の安全・安心に寄与しています。

不発弾処理は危険と隣合わせの任務ではありますが、全国の不発弾処理隊等は、引き続き住民の方々に寄り添いながら任務を遂行していきます。

手動による信管除去

手動による信管除去

安全化した不発弾の回収

安全化した不発弾の回収

不発弾保管庫への搬出

不発弾保管庫への搬出