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<VOICE>イクメンの声

陸上自衛隊第26普通科連隊
第4中隊長(北海道旭川市)
3等陸佐 海木 肇(かいぎ はじめ)

自衛隊にも夫婦ともに子供が3歳になるまで育児休業を取得できる制度があります。これに加えて、男性職員は妻の産前産後に最大7日間の有給休暇を取得することが可能となっています。

海木家は、平成30年12月に第2子を授かることができたのですが、その際に妻の仕事の関係もあって、平成31年1月から3月までの約2か月間、育児休業を取得して子育てに専念するという貴重な経験をすることができました。第1子が生まれた際は育児休業を取得しておらず、ほとんどを妻にやってもらっていたため不安もありましたが、上司、同僚等の理解と妻の指導のおかげで無事にその期間の育児という任務を完遂することができました。

平成30年度の実績によれば、男性自衛官の育児休業取得率は約3.5%であり、男性の国家公務員全体の取得率は約12%にとどまっている現状をみると、まだまだ育児休業が取得しやすい環境とは言えないのかもしれません。しかし、社会全体の風潮を受け今後自衛隊も変化していくと思いますので、育児休業経験者として、男性自衛官が育児休業を取得しやすい環境作りに協力するとともに、同僚等が育児休業を取得する際には積極的にそれをフォローしたいと思っています。

海木家の集合写真(右端筆者)

海木家の集合写真(右端筆者)

職場で業務に専念する筆者の様子

職場で業務に専念する筆者の様子