潜水艦「ずいりゅう」 横須賀 攻撃要員 海士長 小西 皓輝(こにし こうき)
私は、海上自衛隊に入隊して5年、潜水艦乗員になって4年が経ちました。
入隊した理由は、私が小学生の頃に起きた東日本大震災のニュースで国民の役に立つ自衛隊の姿を見て「かっこいい」と思ったからです。
最初は何も分からず、教わるばかりでした。自分は不器用で、決して失敗しない人間でもありません。そのため、これから続けていけるかという不安もありましたが、先輩方の教育のおかげで5年も続けることができました。
仲間と協力して目標を達成するために責任を果たし、役に立てたと実感したときに「自衛隊に入隊してよかった」、「ちゃんと意味があることをしている」と感じます。そういう瞬間があるからこそ、きついことがあっても踏ん張れるし、自分はこの道で成長していけると思っています。

業務の様子
第81航空隊 岩国 飛行隊員 3等海佐 神田 祐輔(かんだ ゆうすけ)
固定翼哨戒機の機長として操縦席に座ると、かつて訓練で必死に身に着けた知識・技量および機長としての判断が、今では自然にできていることに気づきます。訓練生の頃は、航空機の操縦や運航判断に必死で余裕がありませんでした。しかし、段階的に経験を積み、与えられる挑戦を1つ1つ乗り越えていくうちに航空機全体や任務全体を見渡し、最善の判断を下せるようになったと感じています。
今、部下の操縦を指導し、任務全体に責任を持つ立場になって初めて、自分が確実に成長していたのだと改めて実感しました。また、考え方や責任感など、人としても大きく成長することができました。努力が実力となり、任務の達成として形になる瞬間に、この仕事ならではの大きなやりがいを感じています。

業務の様子(飛行前ブリーフィング)
第4水上戦隊 大湊 司令 1等海佐 木下 正仁(きのした まさひと)
入隊から約22年の時を経て、私は現在複数の護衛艦を指揮する護衛隊司令を拝命しています。これまで護衛艦の艦長を含め、海上、陸上、様々な配置を経験して幹部自衛官としての能力を高めてきました。また、米国留学を含む多様かつ専門的な教育を受けることで知識や視野を広げ、キャリアアップを果たすことができたと感じています。そして、こうした経験や知識によって成長を遂げた結果、「今」があるのだと思います。護衛隊司令の職は重い責任を伴うものですが、自らの指揮で護衛艦部隊を動かすことができるやりがいは格別です。私もまだまだ修行中の身であり歩みを止めることはできませんが、今後は自らの成長だけでなく、私の経験や知識を語り継ぐことで後進の育成にも力を入れていこうと考えています。

護衛隊司令として着任する筆者