2026年4月、日英伊3か国政府間の国際組織「GIGO」と、ジョイント・ベンチャー「Edgewing」の間で、最初の統合契約が締結され、GCAPの重要なマイルストーンの一つを達成しました。こうした節目を迎える中、GCAPを官民それぞれの立場から率いる、GIGOの岡真臣(おかまさみ)首席行政官(Chief Executive、以下、岡CE)、Edgewingのマルコ・ゾフ最高経営責任者(以下、ゾフCEO)にGCAPの展望などについてお伺いしました。(2026年4月に書面インタビューを実施)

GCAP Agencyの岡首席行政官とEdgewingのゾフ最高経営責任者
-GIGO/ Edgewingはどう機能していると評価されますか。
(岡CE)GIGOとEdgewingは、それぞれがGCAPにおいて官民を代表する組織です。双方が英国レディングに所在し、3か国の官民から派遣された職員が集まり、日常的に顔を合わせながらプログラムを進めています。この体制はまだ始まったばかりですが、1+1が2ではなく、3にも4にもなることができると、日々感じています。
(ゾフCEO)GIGOとEdgewingが協力関係を築いて約1年を迎えますが、防衛分野においてこのスピードで体制構築を行えたことは画期的なものです。その背景には、関係者一人ひとりの情熱と、全く新しいアプローチによって共通のマインドセットを確立できたことがあります。最も重要な原動力は、短期間で前例のない成果を生み出すという目標に共同で取り組むというGCAP全体に通じる精神だと考えています。
-今後のGCAPの展望と意気込みを一言お願いします。
(岡CE)最新の戦闘機を開発する、と文字にすることは簡単ですが、プログラムは萌芽期であり、今後も多くの課題が現れるはずです。しかし、GIGOとEdgewingは必ずそれらを乗り越えることができると、自信を持っています。これからもマルコとともに、二人三脚でプログラムを進めていきます。
(ゾフCEO)今後の優先事項は、GCAPの開発を加速すること、そして将来を見据えたEdgewing社のグローバル展開です。その基盤として、GIGOとのシームレスな協力関係を継続的に育んでいきます。今後、日本、イタリア、英国においてEdgewingの拠点を開設予定であり、これらはGCAPを前進させる高度な設計活動を実現する上で、極めて重要な資産となるでしょう。