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第III部 防衛目標を実現するための3つのアプローチ

4 情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動

共同の情報収集・警戒監視・偵察活動について、日米両国の活動の効率及び効果を高めるためには、広くアジア太平洋地域におけるISR活動を日米間で協力して実施していくことが重要である。

このような共同のISR活動の拡大は、抑止の機能を果たすとともに、他国に対する情報優越を確保し、平素から各種事態までのシームレスな協力態勢を構築することにつながる。

こうした取組の一環として、2022年11月、米軍無人機MQ-9の海自鹿屋航空基地への一時展開を開始した。また、MQ-9を含む日米の情報収集アセットが収集した情報を共同で分析するため、日米共同情報分析組織(BIAC:Bilateral Information Analysis Cell)を横田基地に設置した。

日米共同情報分析組織運用開始式典

日米共同情報分析組織運用開始式典

参照解説(米軍無人機MQ-9の鹿屋航空基地への一時展開)