平成27年3月31日、沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画に基づき、宜野湾市に所在するキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の返還が実現し、同年4月4日に返還式が行われました。
その後、返還地の支障除去措置を行い、平成30年3月31日に土地所有者への引渡し、同年5月20日に引渡し式が行われました。
引渡し後は、跡地利用のモデルケースとして沖縄健康医療拠点を中心としたまちづくりが進められ、令和7年1月6日には琉球大学病院が開院し、同年2月28日には、琉球大学病院と国道58号を結ぶアクセス道路(市道喜友名23号)が開通しました。
本道路は、米軍施設であるキャンプ瑞慶覧の一部土地を共同使用して高架式道路を建設するという、他に類を見ない事例であり、米国政府の協力により実現した日米友好の懸け橋と言えます。
防衛省としてもアクセス道路の早期開通を実現するため、キャンプ瑞慶覧をはじめとする在日米軍、米国政府と緊密に協議・調整を行うとともに、宜野湾市による道路整備事業に対する補助を行いました。
今般の道路開通により、周辺道路の渋滞緩和や琉球大学病院へのアクセスの向上など、地元の皆様の生活の利便性の向上が期待されています。