国際平和協力活動とは、国連平和維持活動、人道支援・災害救援等の非伝統的安全保障問題への対応を始め、国際的な安全保障環境を改善するために国際社会が協力して行う活動をいう。(25大綱「Ⅲ 我が国の防衛の基本方針」)。従来は付随的な業務とされていたが、平成19年に我が国の防衛や公共の秩序の維持といった任務に並ぶ自衛隊の本来任務に位置づけた。(自衛隊法3条)
防衛省・自衛隊は、国際平和協力法、国際緊急援助隊法及び各種特別措置法に基づき、国際平和協力活動に積極的に取り組んでいる。現在までに、国連平和維持活動(いわゆるPKO)への協力をはじめとする国際平和協力業務 、海外の大規模な災害に対応する国際緊急援助活動、旧イラク特措法に基づく活動ならびに旧テロ特措法に基づく活動及び旧補給支援特措法に基づく活動を行ってきた。