日英防衛相会談について

2023年3月16日
防衛省
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令和5年3月16日18時00分から約20分間、浜田防衛大臣とウォレス英国防大臣は、東京において日英防衛相会談を実施しました。

  1. 浜田大臣から、昨年12月の日英伊3か国による次期戦闘機の共同開発の公表や今年1月の日英円滑化協定の署名をはじめとする日英防衛協力の進展は、かつてなく緊密かつ強固となっている両国関係を象徴するものであり、日英の防衛協力をウォレス英国防大臣とともにさらに発展させていきたい旨述べました。これに対し、ウォレス国防大臣から、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識のもと、英国としても日本との協力をさらに強化していきたい旨の発言がありました。
  2. また、浜田大臣から、昨年12月に新たに策定された国家安全保障戦略及び国家防衛戦略等に関し、必要な防衛予算を確保し、反撃能力を含む我が国の防衛力を抜本的に強化していくこと等を説明し、ウォレス国防大臣からは、強い支持が表明されました。
  3. さらに、浜田大臣から、先日英国が公表した「統合的見直し」の刷新の中で、インド太平洋地域への一層の関与を、英国の国際政策の恒久的な柱とする方針が示されたことを歓迎するとともに、AUKUSにおける取組が進展し、英米豪間の安全保障・防衛協力が強化されることは、インド太平洋地域の平和と安定にとって重要であり、我が国として、先日発表された豪州の原子力潜水艦の取得の決定も含め、AUKUSの取組みを支持する旨発言しました。
  4. 会談では、防衛協力・交流についても議論が行われ、両大臣は、日英共同訓練やアセットの往来が継続していることを歓迎するとともに、日英円滑化協定の発効後の活用を通じた相互運用性の向上につながるさらなる協力についても検討を進めていくことで一致しました。
  5. 両大臣は、日英関係の一層の深化及び「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて、引き続き緊密に連携することを確認しました。