陸上自衛隊 施設科 1等陸尉
過去に自衛官として勤務していたけれど、様々な理由から退職した人がもう一度自衛官として働ける制度があることをご存じでしょうか?
自己都合で退職していても、何年ものブランクがあっても、原則、退職時と同等の階級・職種で復職できるのが最大の魅力です。
再任用制度は昭和36年に創設されました。
以来、多くの元自衛官がこの制度を活用し、全国の部隊で任務に復帰しています。
この制度の目的は、「即戦力となる人材の確保」と、「育児・介護などでやむを得ず退職した人材の再チャレンジ支援」です。
| 採用階級 |
・退職時の階級又はそれより下位の階級 ・現に予備自衛官及び即応予備自衛官である者は、 現に指定されている階級又はそれより下位の階級 |
|---|---|
| 年齢要件 |
・士長以下の階級への採用は34歳未満 ・2曹及び3曹の階級への採用は51歳未満 ・1曹以上の階級への採用は52歳未満 |
| 採用条件 | 自衛官として1年以上の勤務経験等を有する者 |
| 選考要領 |
・第1次選考:自衛官であった際の勤務成績等 ・第2次選考: 口述試験、 身体検査 |
募集時期・募集種目・応募可能年齢・応募資格などが陸海空自衛隊により異なるため、ご自身の自衛官としてのご経験に合わせて詳細をご確認ください。(なお、元陸上自衛官が海上自衛隊に応募するなど、過去に所属していた自衛隊以外への応募も可能です。)
育児や介護などのライフステージの変化により退職された方、任期制自衛官を満了して退職された方、新しい挑戦をしたくて退職された方など、元自衛官の退職理由はさまざま。
自衛官として経験したことの価値や、再任用を希望した理由、再入隊して感じたご自身の変化など、率直にお話ししていただきました。再任用制度を利用して応募するかどうかを迷っている皆さんの一助となれば幸いです。
陸上自衛隊 施設科 1等陸尉
陸上自衛隊 武器科 3等陸曹
陸上自衛隊 普通科 3等陸曹
陸上自衛隊 普通科 陸士長
海上自衛隊 潜水艦乗組員 3等海尉
海上自衛隊 航空機搭乗員 1等海曹
海上自衛隊 補給 3等海曹
海上自衛隊 経理 3等海曹
航空自衛隊 輸送補給 2等空尉
航空自衛隊 補給 2等空曹
航空自衛隊 機上電子整備 空士長
航空自衛隊 輸送 空士長
陸上自衛隊 施設科 1等陸尉
元同僚から、家族のためにやむなく退職したものの、家庭も落ち着き、父の背中を見て自衛官になった息子も頑張っているのだから復帰してはどうかと助言されたからです。
また、 私自身も介護等を乗り越えた経験があるので、 同じ悩みを持 つ隊員により良いアドバイスができるのではないかと考えました。
他の組織では感じられない温かさや安心感、強い絆、生活保障だと思います。 また、自分らしく表現して後輩を育てたいと思える環境があります。
陸上自衛隊 武器科 3等陸曹
育児が落ち着いた後、任期付自衛官制度(※)を利用して期間限定の自衛官として採用されましたが、勤務していく中で「このまま自衛官を続けたい」と思い、再挑戦を決意しました。
14年のブランクがあるので基礎的なことから不安に思っていましたが、自衛官として元気に働く私の姿を子どもたちがとても喜んでくれて、復帰して良かったと感じています。
まずは経験してみないとわからないと思いますが、私は、毎日が充実してとても楽しく生活しています。ぜひチャレンジしてみてください。
※任期付自衛官制度とは、育児休業又は配偶者同項休業を取得する自衛官の代替要員として、その休業期間を上限とし、期間限定で元自衛官を採用する制度です。
陸上自衛隊 普通科 3等陸曹
民間企業へ転職後、妻から自衛隊で働いていたときの方が楽しそうだったと言われ、その通りだと思ったからです。
転職先の運送会社で培った運転技能を活かし、自衛隊内の自動車教習所指導員試験に合格しました。
復帰を迷っている方は、手を挙げた方がいいと思います。これだけ毎日楽しく笑いあって仕事ができる職場はありません。また、予備自衛官等の方が採用された場合は、初任給決定時に考慮されるメリットもあります。
陸上自衛隊 普通科 陸士長
入隊前から志望していた公安系公務員に転職しましたが、国内で頻発する自然災害や国際情勢が緊迫化する中、自衛隊の任務の重要性を再認識したからです。
駐屯地の中で生活する隊員は、家賃や食費・光熱費が無料で生活が安定しており、貯蓄の面で大きなメリットがあります。
復帰するにあたって、色々な不安があるかもしれませんが、先輩や上司が親身になって支えてくださるので、必ず成長を実感できます。
海上自衛隊 潜水艦乗組員 3等海尉
自衛隊以外の世界を見てみたいと思い退職しました。その結果、自衛隊(潜水艦)の仕事が好きだと分かったため再任用を希望しました。
最初の入隊では、与えられた業務を淡々とこなしていた感じでしたが、再入隊後は、より仕事の効率の向上を考えるようになりました。
退職した階級で再任用後、試験を経て幹部になれたことです。
再任用で自衛隊に戻っても退職前と変わらずキャリアアップ可能でしたので、本当に感謝しています。辞めて後悔!戻らなかったことに後悔!2度後悔するくらいなら、今すぐ戻って充実した自衛官生活を一緒に送りましょう!
海上自衛隊 航空機搭乗員 1等海曹
永年勤続25年を機に、趣味でやっていたダイビング関連の仕事をしたく一念発起し、起業を計画したが挫折!同僚との電話で再任用制度があることを知り応募しました。
電気通信の会社に就職し、主に携帯電話基地局の施工・管理業務に就いていました。
同僚との話の中で、自衛隊の人材が不足している話を聞き、しかも離職前と同じ業務で勤務できることが復帰のポイントとなりました。
これまでの特別な経験(自衛隊、民間での勤務)を活かし、組織に貢献できることがたくさんあります!一緒に汗を流しましょう!
海上自衛隊 補給 3等海曹
高卒で入隊したため、自衛隊しか知らないことが嫌だったのと、自分の力を民間で試してみたかったから。退職後に結婚をして、妻から「長期で安定した職業に就いて欲しい」と言われたのがきっかけでした。
営業をしてやればやるほど給料になるという意味では、民間の方がよかったです。ただ成績や会社の業績で左右される部分が大きいため、長い目でみると自衛隊の方が良いかもしれません。
定年まで安定して稼げる仕事は民間ではどんどん少なくなっています。家族から安定を求められた方はまた一緒に働きましょう!
海上自衛隊 経理 3等海曹
勤務地が離れていた夫と生活を共にするため、任期満了で退職。育児が軌道に乗ったタイミングで、夫からの勧めもあり海自に応募。
8年ほどブランクがあり、専業主婦歴が長かったので、家庭と仕事を両立していけるのか。また、他幕からの採用だったので海自の慣習がわからず、環境に適応していけるか不安でした。
隊員の助けになれたとき。ボーナスをもらえたとき(笑)
特に女性や子育て世代の勤務環境は、ここ数年で大きく変化したように感じます。各種制度の制定や、隊員の意識改革が進み、以前よりもずっと働きやすくなっているのではないでしょうか。
ブランクがあっても大丈夫です!もう一度自衛官として勤務してみませんか?
航空自衛隊 輸送補給 2等空尉
民間の立場から防衛省の業務に携わりたいと思ったからです。
防衛予算の増額等、防衛省を取り巻く環境の変化によって国防という仕事に再度、携わりたいと思ったからです。
国民のため、社会のために自分が存在できることです。
業務にやりがいを感じたとき。そして何より、同期や以前の部下から復帰を祝う言葉をもらえた瞬間。
自衛隊には今、組織を経験したプロフェッショナルで即戦力のあなたの力が必要です。民間企業で得た知識や経験をもう一度自衛隊に還元してください。真に戦える組織をめざして共に頑張りましょう。一足先に戻って、待ってます。
航空自衛隊 補給 2等空曹
・仕事と生活のバランスがとれず、ワンオペで疲弊。子供の成長を見届けたいと思い退職を決意しました。
・生活面、経済面、やりがいにおいても、自衛隊が好き。自分の力を試せる、発揮できる環境だから戻ろうと思いました。
最初の入隊は家族のすすめ、再入隊は自分の意志です。
とても手厚い。一括したアウトソーシング、共済関係が充実しています。
人それぞれの人生があり、良いとも悪いとも言い切れませんが、私にはピッタリの制度でしたので、本当に感謝しています。
航空自衛隊 機上電子整備 空士長
・任期満了を機に、違う仕事を経験したいと思ったからです。
・給料が安定しているから戻ろうと思いました。
毎月の給与は変わらないが、ボーナスが年2回あり、衣食住のサポートがある自衛隊の方が良いです。
新しい同僚、仲間ができたことです。
迷っているなら…自衛隊に入ったほうが良いと思います。
航空自衛隊 輸送 空士長
・任期満了で退職を決意しました。
・金銭的な理由から戻ろうと思いました。
職場の環境や生活環境に馴染めるか不安でした。
民間バス会社で大型自動車の運転をしていたので、充分活かされています。
年齢が募集対象に合致する方は、是非、現役復帰することをお勧めします。
陸海空自衛隊において他の自衛隊からの採用を受け入れています。
詳細は採用要項をご確認下さい。
もちろん可能です。
長い間ブランクがあっても、必要に応じて教育等の機会を設けておりますのでご心配いりません。(ただし、パイロットに限っては別要件が設定されている場合がありますので、詳細は陸海空自衛隊の採用要項をご確認ください。)
若年定年退職者給付金については、引き続いた在職期間が20年以上などの要件が定められており、その要件を満たしている場合には支給されます。
現時点で採用上限年齢の見直しは検討しておりませんが、情勢に応じて、検討する可能性はあります。
勤務地については、本人の希望や職種等の状況を踏まえ決定されます。
再任用された元自衛官は、即戦力であるというのが一番の強みであり、基本的には自衛官であったときの職種・特技で採用されます。
(ただし、再任用者の希望により退職前とは異なる職種・特技において採用される場合もあります。)
給与は、退職前の自衛官の経歴や退職後の職歴等を踏まえ、個別に決定されます。
現時点では、即戦力という点を考慮し、士長以上の階級で採用を行っていますが、一部の自衛隊では、1士からの採用も行っています。
採用階級は募集の都度異なりますので、詳細は陸海空自衛隊の採用要項をご確認ください。
原則、退職時と同等の階級で復職できます。
可能です。
採用要項の「試験を受けられない者」にある、拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行中の者や、懲戒免職の処分を受けて、その処分の日から2年を経過しない者等は受験できませんが、退職時の理由は問いません。
再任用した方の退職前の階級における在職期間と、再任用後の在職期間は合算(通算)して、昇任に要する期間として扱われます。
あります。それぞれの階級ごと、下表のとおりとなっています。
| 陸士長、海士長お及び空士長以下 | 34歳未満 |
|---|---|
| 3等陸曹、3等海曹及び3等空曹並びに2等陸曹、2等海曹及び2等空曹 | 51歳未満 |
| 1等陸曹、1等海曹及び1等空曹以上 | 52歳未満 |
士長で採用される場合は任期制自衛官になります。