第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正
(INATSUKI Hidetada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
皆さんこんにちは。
去る3月30日付で司令官を拝命しました稲月です。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
5月の大型連休の終わりとともに約3年間に及んだコロナ禍が一段落しました。
それを象徴するイベントとして、5月3日と4日、ここ福岡県福岡市において第62回「博多どんたく港まつり」が4年ぶりの通常開催として約200万人もの観客動員数を得て実施されました。
今から800年以上も前に筑前の国で始まった伝統行事とされ、その後の歴史を得て、昭和37年より市民総参加型の「博多どんたく港まつり」となったとのこと。当地の近傍に所在する、われら航空自衛隊春日基地のメンバーも、この「どんたく」に出場しました。
パレードにおける演奏や練り歩きを通じて、市民をはじめ多くの観客の皆様から声援と激励をいただき、私たちもたくさんの元気と活力得ることが出来ました。
このような地域の行事にも参加することを通じて、相互理解を育み、地域との連携がますます活発に行われ、民生の安定に寄与することが出来ればと存じます。
さて、先月中旬、令和4年度の緊急発進実施状況が公表されました。この1年間における我が国全体での緊急発進回数が778回であり、平成25年度以降、年度全体の緊急発進回数は700回を超える高い水準で推移し続けております。特に、東シナ海に面する西部航空方面隊の担任地域では中国機の活動が活発化しており、昨年度は無人機の飛行が数多く確認されて公表に至っています。
航空自衛隊は、24時間365日、警戒監視と待機態勢を維持し、必要に応じて任務機を緊急発進をさせることで、この地域の「空」の守りを維持しています。
今後もこれらの活動に対し、ご理解を賜わりますよう宜しくお願いい申し上げます。
令和5年5月8日
西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正