第2高射隊は、中部高射群の隷下部隊として装備するペトリオットにより、首都圏防空を任務とし、総括班、射撃小隊、整備小隊及び業務小隊から編成されます。
総括班は、隊務運営を企画するほか、総務、人事及び広報等の業務を実施しています。これらの業務は任務遂行に必要不可欠であり、円滑に実施することが任務完遂に繋がります。そのため、隊長統率方針である「公に尽くす」及び隊長指導方針である「心・技・体」を念頭に、何事にも前向きな思考を持って、日々の勤務に励んでいます。
射撃小隊は、昨今メディアでも多く取り上げられている地対空誘導弾「PAC-3」等で知られる防空システム「ペトリオット」を運用し、有事またはそれに類似する事態において我が国に侵攻してくる航空機及び弾道ミサイル等を迎撃し、これらの脅威から我が国を防衛することを主な任務とする高射隊の戦力発揮の現場です。
射撃小隊員はその任務を完遂する為、防空戦闘のプロとしての高い意識を持ち、アメリカで実施される実弾射撃訓練を始め、陣地の移動の為の器材撤去及び布置訓練やシミュレーターを使用した防空戦闘訓練等、年度を通して計画的に実施している各種の訓練によって個人及び小隊全体の練度を向上させ、いざ情勢が緊迫した際にも正確かつ確実に対処を実施する即時即応態勢の維持に努めています。
整備小隊は、総務業務等を実施する小隊本部、システム整備班、通信整備班及び電気整備班から編成されます。
各班は、ペトリオット器材等の運用のため少しでも稼働率を向上させるため、関係部署と連携し品質の向上を図っています。
業務小隊は、輸送、車両整備、施設、補給、警備に関する後方業務を担当し、部隊の戦力発揮に必要な支援を行っています。
★消防係の紹介★
消防係の任務は、火災が発生した際に消火を行い財産及び人的損傷を防ぐことを主任務とし、消防設備の点検を行い火災発生時に有効に使えるように維持しています。また、春季及び秋季の火災予防週間の時期には、火災予防教育を行い、隊員一人一人に防火意識の高揚を図っています。また、分屯基地周辺で発生した近傍火災に際し、市町村及び消防隊から要請があった場合は、災害派遣として出動し、協力して消火にあたります。