去る6月29日(土)、静浜基地は、今年で52回目となる静岡市賤機山(しずはたやま)山頂で執り行われた日米合同慰霊祭において、らっぱ吹奏を支援しました。
当日は、梅雨の合間の青空もと、静岡空襲で亡くなられた2000人の市民と安部川近くに墜落したB29の搭乗員23人を追悼するため、難波静岡市長をはじめとした地元の方々約100人と在日米軍横田基地の関係者約20人が参列し、亡くなられた御霊への追悼の意をしめすとともに慰霊碑への献花や献酒を行いました。
静浜基地からは3名の警備職の隊員がらっぱ吹奏者として「悲しみの譜」を吹奏し、大戦の記憶を風化させない決意とともに平和を希求する気持ちを音にのせて、見事に息の合った吹奏を披露しました。その音色は、麓の静岡浅間神社にも届き、参拝者の方々からも「今日は何をされているのですか?」と質問される方もいて、過去の大戦における犠牲者の方々のことをお伝えし、静岡における大戦の記憶を風化させないという主催者の思いに対して少しでもお役に立てたのではないかと思います。
静浜基地は今後とも同慰霊祭へ引き続き参加するとともに、平和を希求する先陣に立てるよう任務に邁進いたします。