去る6月26日(水)、自衛隊静岡地方協力本部からの依頼を受け、静岡県藤枝市にある私立藤枝順心高等学校にて、患者搬送に関する救護教育を行いました。
私立藤枝順心高校は、大正元年(1912年)に創立、110年余の歴史をもつ文武両道の伝統校です。中でもサッカー強豪校として知られ、なでしこジャパンに多数の選手を輩出しています。
そんな伝統校の重みと約400名の生徒の若さ漲るパワーに圧倒されそうになりながらも、皆さんに楽しみながら学んで貰えればと、衛生隊長以下計6名の衛生員と消防員が奮闘しました。学校体育館にて、徒手搬送、担架搬送、その他毛布などの日用品を使っての搬送法などを教育しました。
患者や負傷者を運ぶのは見た目より大変だということを体験してもらい、災害時等における「共助」の大切さを学んで頂きました。
教育終了後、水槽付消防自動車と救急車、陸自高機動車を展示し、ストレッチャーに乗って救急車へ搬送する体験や、マイクでの車外放送を体験してもらい、緊急車両への理解を深めてもらいました。
教える側に立った隊員も、教えることの難しさ、そして楽しさなど勉強になりました。参加していただいた生徒や先生の皆様には心より感謝いたします。また、本件を企画していただいた静岡地本の皆様にも、このような貴重な機会を頂たことに感謝いたします。