静浜基地は2023年7月7日金曜日の早朝、航空機救難消防訓練、通称「ピットファイヤー」訓練を行いました。
ピットファイヤー訓練は、航空機事故や燃料流出等で火災が起こった場合を想定し、実際に燃料に火をつけ、燃え上がった炎を消火する。航空機火災が起きた時の消火手順を体得するとともに、大きな炎に立ち向かう消防員の勇気、精神力を養うことができ、非常に重要な訓練である。
5時30分、基地司令が視察される中、訓練が開始された。
点火係がピット(水槽)内の訓練油に着火させると、黒煙と炎が立ち上がる。
瞬く間に10メートル程の火柱が上がり、黒煙と炎に包まれる。水槽は火の海となった。
消防車のタレット(放水銃)で火の勢いを抑え込み、勢いを弱めた炎に、防火服を着用した消防小隊員が果敢に向かっていく。
まさに灼熱の中の熱い戦いだ。
消防小隊員は、万が一の火災事故に備え、日々の訓練に励んでいる。
(精鋭の消防小隊員たち)
航空自衛隊の消防員は、全国に展開しているほとんどの基地で勤務することが可能で、火災対処のほか、消防設備の維持管理や防火教育、その他自治体消防とも連携した幅広い業務を実施しており、女性隊員も活躍しています。
自衛隊の活動に興味のある方は、ぜひ一度、地方協力本部まで!
基地業務群