静浜基地は2023年6月15日(木)、警備犬ヤス号の葬送式を歩哨犬之碑前で執り行いました。
ヤス号は享年14歳、人間の年齢に換算すると120歳とのことで、まさに天寿を全うし、老衰のため永眠いたしました。
曇り空の下、基地司令をはじめ、基地業務群司令以下ヤス号に関わりの深かった隊員の見守る中、警備小隊ラッパ手による「悲しみの譜」が吹奏され、参列者による献花が行われました。
ヤス号は、平成24年に静浜基地に配置され、在籍期間は11年3ヵ月でした。主に重要防護施設の歩哨犬として活躍するとともに、基地見学等の広報活動にも貢献してくれました。
性格は甘えん坊で人懐こく、いつも愛くるしい姿を見せていました。
祭壇には、生前ヤス号が愛用していた装具などが供えられました。
多くの隊員から愛された「ヤス号」のご冥福を心からお祈りします。
「ありがとう、ヤス。安らかに。」
日本中の航空自衛隊の基地では、多くの警備犬が活躍しています。2021年7月の静岡県熱海市での土石流災害の時も、被災者の発見に大きく貢献しました。
航空自衛隊の警備職の隊員には、警備犬とともに活動するハンドラー(訓練士)という仕事もあります。
興味のある方は、自衛隊地方協力本部などに問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
基地業務群