2020年度活動状況

転出のため見島を離れる隊員の見送りを行いました。定期船「ゆりや」に乗船した隊員にこれまでの感謝と激励の気持ちを込め、姿が見えなくなるまで手を振って送り出しました。

古代防人の墓とされるジーコンボ古墳群の草刈り清掃作業にボランティアとして隊員も参加しました。
草刈り機で刈った枯草を集めたり、周辺道路の清掃などをコロナ禍においても感染防止対策を行いつつ、島民の方々と一緒に見島の環境美化に汗を流しました。

防衛省共済組合見島支部は、離島の限られた生活環境で日夜勤務する隊員の生活に寄り添った福利厚生を長年に渡り取り組んできたことが認められ、防衛省共済組合本部長表彰を受賞しました。
今後も創意工夫を図りながら厚生小隊員を中核に更なる部隊の魅力化に努めていきます。

山口県知事から虫垂炎の疑いのある患者（隊員子弟）の搬送について、航空自衛隊に災害派遣要請がありました。雨の中、芦屋救難隊と連携し夜間の患者搬送及び離着陸支援を行いました。

基地正門前に群生する竹やぶにより、基地周辺道路（カーブ）の見通しが悪く車両の通行に危険な状況でしたが土地所有者の許可を得た後、島民及び隊員の交通事故防止を目的とした竹林伐採を２日間（延べ１０名）行いました。

山口県知事から脳卒中の疑いのある患者の搬送について航空自衛隊に災害派遣要請があり、早朝の天候が悪い中、患者搬送及び離着陸支援を行いました。

令和２年度西部航空警戒管制団体力測定競技会において、「最優秀」となりました。また、併せて年代別で個人表彰も隊員１名が受賞しました。
これは昨年に続く連覇であり、コロナ禍においても隊員の日々の努力が実った成果です。今後も３連覇を目標に隊員一丸となって体力向上に励んでいきます。

山口県知事から西空航空方面隊司令官に対し見島における脳卒中の疑いのある患者の救急搬送に係る災害派遣が要請された。第１７警戒隊は、救急車による患者の搬送及び海上保安庁ヘリコプターの離着陸支援を実施した。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染防護服を着用し感染対策に努め、気温１℃の極寒の中、海上保安庁と連携し、無事に夜間における救急患者搬送及び離着陸支援を行った。

最低気温－６℃にも及ぶ数年に一度の大寒波が見島にも到来し、当基地は凍結による断水が発生した。このため、基地内の出水制限を図るとともに、外気温が氷点下の中、水タンク車及び消防車を活用した給水作業を行った。断水対処は、隊員が一丸となって無事故で完了した。