絵画紹介
中空司令部の応接室には、「天空翔破(てんくうしょうは)」という画題の油絵が2枚展示されています。これらの絵画は、海法秀一(かいほう ひでいち)氏によるもので、旧陸軍航空士官学校の上空(現在の入間基地上空)からの風景と航空士官学校候補生の飛行訓練の様子が描かれており、入間基地が所在する修武台の歴史を理解する上で大変意義あるものです。平成10年3月、当時中空司令官であった遠竹郁夫元空将が、陸軍少年飛行兵第15期生 鈴木正敏氏を通じ、海法氏に制作を依頼したもので、以来20年以上にわたり、入間基地隊員を感化し続けてきた貴重な絵画です。過日、遠竹OBは中空司令部を訪問され、絵画の由来等について、中空司令官(当時:森田空将)と懇談されました。
【作者について】 |
海法秀一(かいほう ひでいち、大正14年1月〜平成16年6月)氏。少年飛行兵第13期出身。陸軍軍曹として
本土防空戦に参加。戦後は、空戦画の第一人者としてもご活躍。
「天空翔破」(北方向)
「天空翔破」(西方向)
遠竹第29代中空司令官(右)来訪