航空支援集団司令官挨拶
第24代航空支援集団司令官 |
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| もりた たけひろ |
空 将 | 森田 雄博 |
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防衛大学校33期 |
埼玉県出身 |
令和5年8月 航空支援集団司令官着任 |
航空支援集団ホームページをご覧いただきありがとうございます。平素からの私どもの活動に対するご理解とご支援に感謝申し上げます。
さて、航空支援集団は、今年に入り国内外でのいくつかの訓練に参加してきました。まず、1月には令和6年度離島統合防災訓練に参加し、緊急支援物資の輸送、物料投下等の訓練を通じ、事態対処能力を向上させました。2月にグアムで実施された日米豪共同訓練コープ・ノース25においては、KC‐46A空中給油・輸送機が初参加し、戦術技量、日米共同対処能力を向上させたほか、豪空軍戦闘機に対する空中給油を実施しました。2月から3月にかけてタイ王国で実施された多国間共同訓練コブラ・ゴールド25においては、C‐130H輸送機が参加し、在外邦人等保護措置等に係る訓練を実施し、ASEAN諸国を含む各国との実践的な連携を推進しました。
そして、実任務において、3月21日、在イスラエル国・レバノン共和国邦人等輸送の終結を命ぜられました。一昨年10月から約1年5か月という長期に及ぶ任務でしたが、この間、2度にわたり国外に展開し、邦人等を輸送するとともに、輸送に備えて待機しました。統合任務部隊の一員として国内外で高い緊張感と士気を維持し、成果に結びつけた隊員たちを心から誇りに思います。
皆様ご承知のとおり、3月24日、統合運用の実効性向上に向けて自衛隊に統合作戦司令部が新設されました。航空支援集団は、在外邦人等の輸送や国際緊急援助活動等の任務で統合運用の一翼を担っていますが、今後は、統合作戦司令官の指揮のもと、国民の皆様の安心と安全を確保するため、各種任務にまい進していく所存です。
我々は引き続き、我が国と地域の平和の安定のため、いかなる事態にも対応できるよう、万全を期してまいります。今後とも航空支援集団の活動に対し、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
略 歴
- 平成元年 3月
- 入隊
- 平成26年 8月
- 西部航空警戒管制団兼ねて春日基地司令(春日)
- 平成28年 7月
- 第3補給処(入間)
- 平成30年 8月
- 西部航空方面隊副司令官(春日)
- 令和元年 8月
- 統合幕僚監部防衛計画部長(市ヶ谷)
- 令和 2年 8月
- 中部航空方面隊司令官(入間)
- 令和 3年12月
- 航空総隊副司令官(横田)
- 令和 5年 8月
- 現職