自衛隊富士病院で知る「健康を守る自衛官」
2024年3月13日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は3月13日(水)、自衛隊富士病院(駿東郡小山町)で歯科・薬剤科幹部候補生受験希望者の研修を行った。
自衛隊の歯科医官・薬剤官は、歯科医師・薬剤師として隊員等の診察や、国際平和協力活動、災害派遣等に従事する幹部自衛官。今回は、一般大学の薬剤科に進学する学生と民間で働いている歯科医師から、「自衛隊病院での勤務環境や仕事内容を知りたい」との依頼があり、同病院の協力を得て研修を実施した。
当日は、同病院で勤務する先任診療部長、衛生資材課長との懇談に加え、歯科診療室、薬局、外来病棟、レントゲン室、臨床検査室等の見学を行った。
懇談では、歯科医官と薬剤官の職務内容やキャリアパスの話を聞き、参加者からは「民間との違いを感じることは何ですか」「試験に向けて心掛けることはありますか」と将来を見据えた質問が寄せられた。
質問を受けた担当者は、歯科治療に関する民間との違いを「口腔外科や形成外科なども含めたオールラウンドな知識と技術が求められる。また、民間では審美性を追求する流れもあるが、自衛隊では隊員の健康管理と治療が第一」などと詳しく説明した。
その後の施設見学では、実際の歯科医療の現場や薬局を見学し、自衛隊病院のシステムや一般病院との違いなどを確認した。
研修終了後、参加者は「直接話を聞いて、民間と自衛隊の違いをしっかりと知ることができた」「薬剤官の仕事を具体的にイメージすることができた」と感想を話していた。
富士所は、今後も自衛隊に興味のある若者を対象に研修などを行い、自衛隊の認知度向上やイメージアップを図っていく。
11月の出来事
女性も活躍する自衛隊に興味 吉原第一中学校職業講話
2023年11月17日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は、11月17日(金)、富士市立吉原第一中学校で職業講話を行った。
これは、生徒が社会を知り、働くことの意義や自身の将来を考える機会として同校が計画し、富士所に依頼があったもの。
当日は自衛隊のほか、映像制作ディレクター、料理人、パティシエ、弁護士、看護師、美容師、市役所職員といったさまざまな職業の講師が招かれ、富士所の講話には1年生48人が参加した。
講話では、大石所長が自衛隊の任務や職種を紹介するとともに、自らが自衛隊を選んだきっかけ、仕事の魅力や楽しさ、やりがいを感じた体験談などについてスライドを交えながら伝えた。
また、生徒からも「今までで一番きつかったことはどんなことですか」「音楽隊はどんなことをするのですか」など中学生らしい質問が多く寄せられ、関心の高さがうかがわれた。
講話終了後、生徒からは「自衛隊には多くの仕事があること、協力と助け合いが大切であることを学びました」「講話を聞いて、自衛隊の堅苦しい・きついというイメージが変わった。女性も多く活躍していることを知って、興味を持った」との感想をもらうことができた。
富士所は、今後も学校と連携し、自衛隊の認知向上やイメージアップを図っていく。
工業高校で防災講話 脅威を知り、作戦を立てる重要性伝える
2023年11月16日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は、11月16日(木)、県立吉原工業高等学校(富士市)で防災講話を行った。
これは生徒の防災意識の向上を図るため学校の依頼で行われたもので、全校生徒325人が体育館に集まり、所長の大石2尉が講師を務めた。
講話では自衛隊の災害派遣活動を紹介し、「危機・危機管理とは」「脅威を知る」「作戦計画を立てる」「緊急信号を覚えよう」「防災グッズを考える」といったテーマで防災の意義を伝えた。
はじめに自衛隊の災害派遣について、派遣部隊の活動内容や静岡県内で発災した際に対応する部隊について紹介した。また、自分たちの生活の中で発生する可能性のある危機として水難事故や地震、津波などを挙げ、その影響を最小限にとどめ、いち早く回復させる重要性を説明した。
次に、過去に起こった災害現場での様子を動画で紹介し、冷静な判断と行動に繋げるため、危険予測や事前の訓練、防災グッズの準備が大切であることを伝えた。
さらに、いざという時に使えるモールス信号「SOS」の表し方、水・食料・衣類のほかに準備しておくと良い防災グッズ、ホイッスルや小型ライトなどを持ち歩くことを紹介した。
生徒からは「自衛隊は普段からどのような訓練を行っているのですか」「今回の講話を聞いて災害に対する意識を高めることができました」といった質問や感想が聞かれた。
富士所は、今後も学校等の依頼に応えて地域の防災に貢献するとともに、自衛隊の認知向上を図っていく。
自動車学校のイベントで自衛隊車両を展示 FDS大感車祭
2023年11月26日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は11月26日(日)、静岡県富士自動車学校で開催された「FDS大感車祭」に参加した。
当日は天候にも恵まれ、多くの家族連れが訪れた。会場ではさまざまなワークショップや体験、ステージイベントなどが行われ、富士所は警察や消防とともに車両展示を行った。
富士所の広報ブースでは、陸自小型トラックの展示、ロープワークやパネル展示、迷彩服の試着体験コーナーなどを行って自衛隊をPRした。子どもたちがミニ迷彩服を着て家族が写真を撮る姿も多く見られ、貴重な一日を楽しんでいた。
また、来場者からは「迷彩服の色の違いはなんですか」「トラックの最高速度はどのくらい出ますか」といった興味津々な声が聞かれた。
富士所は、今後も地域のイベント等で自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような広報を実施していく。
田子の浦ポートフェスタで自衛隊を紹介 海自艦艇公開も
2023年11月19日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は11月19日(日)、富士市田子の浦港で開催された「田子の浦ポートフェスタ2023」で広報活動を行った。
このイベントは、富士市産業政策課港湾振興室が主催し、船や港の仕事などを広く知ってもらうとともに、海に関わる仕事の魅力などを伝えるもの。当日は、海上自衛隊の輸送艇2号のほか、帆船みらいへ、水陸両用KABAバスが寄港し、船内公開やショートクルーズ体験などを行った。
輸送艇2号は一般公開を行うとともに、富士市のミスかぐや姫が1日艇長を務めた。任命式で「自衛隊をPRできるよう頑張ります」と意気込んだミスかぐや姫の近藤綾乃さんは、海上自衛隊の制服を着用して来場者との記念撮影を行ったり、らっぱ吹奏などを体験した。
一般公開で輸送艇2号を見学した来場者は、「自衛隊の艦艇にもいろいろな仕事があることが知れて良かった」「護衛艦と見た目が全然違った」と楽しそうに話していた。
一方、富士所は広報ブースを設置し、装備品パネルの展示、各種広報グッズの配布、VR体験などを行うとともに、自衛隊に興味のある若者に制度説明を行った。ブースにも多くの観光客や家族連れが訪れ、イベントは大盛況だった。
富士所は、今後も自衛隊の魅力を発信するとともに、多くの地域住民に自衛隊の活動を理解してもらえるよう、広報活動に邁進する。
富士市産業まつり富士商工フェアで広報活動
2023年11月15日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は11月4日(土)と5日(日)に、富士市中央公園で開催された「富士市産業まつり富士商工フェア」に参加した。
これは富士商工会議所が地域経済の活性化を目的として開催したもの。
当日は天候にも恵まれ、多くの家族連れが訪れた。富士地域ならではの特産品販売やここでしか体験できないイベント等約70の店舗等が出店し、会場のステージでは音楽演奏や、わんわん大サーカス、ダンス等が会場を盛り上げた。
富士所は広報ブースを開設し、陸自中型トラックの展示のほか、迷彩服の試着コーナー、グッズの配布、VR体験などを行って来場者を楽しませた。
来場者からは「トラックの荷台には何人乗れますか」「長い時間乗っていると疲れませんか」といった声が寄せられ、子供から大人まで幅広い世代が自衛隊に親しんでいた。
富士所は、今後も地域のイベント等で自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような広報を実施していく。
10月の出来事
はたらく車大集合 車両展示やオリジナルクイズで自衛隊をPR
2023年10月15日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は10月15日(日)、富士市の富士山こどもの国で開催された「はたらく車大集合」に参加した。
これは、さまざまな仕事現場で活躍する働く車と仕事について詳しく聞こうをテーマに同施設が開催したイベント。
当日の朝はあいにくの雨模様であったものの、会場には自衛隊車両のほか、消防車や救急車、パトカー、ごみ収集車、積載車、ショベルカー、高所作業車が展示され、イベントを楽しみにしていた多くの家族連れが訪れた。
富士所は第34普通科連隊と共同で、高機動車、軽装甲機動車、オートバイの展示や、子供用迷彩服試着コーナーを行い、子どもたちは自衛官気分で写真撮影を楽しんでいた。
また、自衛隊の車両や艦艇、航空機に関するクイズの答えをブース内に展示されたパネルから探し出す、富士所オリジナルの装備品クイズは子どもと大人が一緒に夢中になり、自然と自衛隊の幅広い仕事について学んでいた。
富士所は、今後も幅広い年齢層に自衛隊の活動を知ってもらえるよう、さまざまな広報活動を実施していく。
9月の出来事
親子を対象に防災イベント 子どもたちが担架を体験
2023年9月17日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は9月17日(日)、富士市にある富士山こどもの国で開催された「2023防災フェスタ」に参加した。
これは同施設が主催したもので、幼児・小学生等とその保護者が、地震や火事など身近で起こりうる災害を学ぶ体験イベント。
会場には自衛隊ブースのほか、消防車・救急車の展示、火災発生時の避難方法などを体験できる煙体験、水消火器を使った消火体験などが開かれ、県内外から多くの家族連れが訪れた。
富士所は、子どもたちに興味を持ってもらえるよう子供用迷彩服試着コーナーを設置したほか、災害時に被災者を捜索・救助するために使用するチェンソーや油圧式カッターなどの「人命捜索・救助セット」、災害派遣等で隊員の食事となる「非常用糧食」を展示するとともに、写真パネルを使って自衛隊の災害派遣活動を紹介した。
また、同施設の研修室では依頼を受けた大石所長が「災害から命を守る」をテーマに、幼児から小学校低学年の親子を対象に講話を行った。
災害から命を守るための準備や災害時に取るべき行動について紹介した後、「命を守る簡単○×クイズ」を行い、楽しみながら事前準備の大切さや慌てず行動するための意識づけを図った。
講話の最後には、物干し竿と毛布を使った応急担架の作り方や、ロープを使って人を背負って運ぶ方法を隊員が披露し、子どもたちも作成した担架で負傷者に見立てた人形を運ぶ体験を行った。
富士所は、今後も地域のイベント等に参加し、市民の防災意識向上に貢献していく。
8月の出来事
自衛隊の仕事に子どもたちが興味津々 キッズジョブ
2023年8月20日
富士地域事務所(所長・大石雄一2等陸尉)は8月19日(土)と20日(日)、ふじさんめっせ(富士市)で開催されたキッズジョブ2023に参加した。
これは、富士市産業交流部とふじさんめっせが共催し、幼児と小中学生を対象に「仕事を体験して、学んで未来の自分を見つけに行こう」を趣旨に開催されたもの。両日とも天候に恵まれ、多くの子どもたちと保護者が開場前から列を作ってイベントを心待ちにしていた。
会場には働くクルマ体験エリア、お仕事体験エリア、ものづくり体験エリア、商店街体験エリアが配置され、30以上の企業・団体等が出展した。
富士所は、第34普通科連隊(板妻駐屯地)とともに働くクルマ体験エリアに車両を展示。広報ブースでは自衛隊グッズの配布と自衛隊の仕事説明を行い、子どもたちからの質問にも答えた。
車両乗車体験ではミニ迷彩服を試着した子どもたちが楽しそうに運転席や後部座席に座り、車両の大きさやオートバイに乗車した時の高さに驚いていた。
また、「このバイクはどんな時に使いますか」「荷台には何人乗れますか」「自衛隊に入りたい!どうしたらなれますか」といった声も多く寄せられ、列ができるほどの賑わいを見せた。
富士所は、今後も地域のイベントなどで自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような広報活動を行っていく。
7月の出来事
迷彩服やVRで自衛官気分 きっさこまつりでPR
2022年7月2日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は7月2日(日)、富士市の米之宮浅間神社で開催された「きっさこまつりin米之宮浅間神社」に参加し、広報活動を行った。
このイベントは同神社協力のもと開催された夏祭りで、当日は天候に恵まれ10時の開始とともにステージでは和太鼓演奏やキッズチアリーディング、バンド演奏等が会場を盛り上げた。また、飲食店や雑貨販売など55店舗が軒を連ね、多くの家族連れが来場して賑わいを見せた。
富士所はブース前に試着体験用の迷彩服、テント横に中型・小型トラックを配置し、遠くからでもわかるように自衛隊をアピール。車両の座席に座る体験や迷彩服の試着体験、ヘリコプターからの降下などを疑似体験できる迫力満点のVR体験が人気を集め、ミニ迷彩服を着た子供たちが嬉しそうにハンドルを握ったり、大きな車両と記念撮影を楽しむ様子が見られた。
また、「自衛隊に興味がある」とブースを訪れた若者に広報官が自衛官採用制度について説明し、幅広い年齢層の地域住民とふれあい自衛隊をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベント等において自衛隊の活動や魅力を発信し、自衛隊を身近に感じることができるような広報活動を実施していく。
6月の出来事
吉原祇園祭で広報活動
2022年6月10日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は6月10日(土)、事務所近くの富士市吉原地区で開催された吉原祇園祭において広報活動を実施した。
同祭は、過去2年は新型コロナウイルスの影響で縮小開催であったが、今年は3年ぶりの通常開催となった。吉原本町通りを中心に宮太鼓の打ち鳴らし、21台の山車による引き回しと競演が行われ、200軒以上の露店が軒を連ね、数万人が祭りを楽しんだ。
富士所は事務所1階の駐車スペースを活用し、装備品紹介パネルや陸上自衛隊の小型トラックを展示した広報ブースを設けた。
ブースには祭りへ向かう家族連れが多く立ち寄り、トラックの座席に座って写真を撮るなど楽しむ姿が見られた。
また、静岡地方協力本部のマスコットキャラクター「しずぽん」が登場すると、子供たちは「みかんだ。かわいい」とお茶の葉をモチーフにしたしずぽんの手を取って握手するなど、大人気となった。
ブースに立ち寄った人からは「自衛隊がここにあるのは知っていたが、イベントをやっているのは初めて見た」「自衛隊の車の座席に乗れて貴重な体験ができた」といった声があり、地域住民に対し自衛隊や富士所の活動をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベント等において自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じてもらえるような広報活動を実施していく。
5月の出来事
比奈公園青空フェスティバルで自衛隊ブース大人気
2022年5月28/日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は、5月28日(日)、富士市の比奈公園で開催された吉永青空フェスティバル2023に参加し、広報活動を行った。
このイベントは、吉永ふれあいコンサート実行委員会が主催し、「自衛隊の協力でイベントを盛り上げてもらいたい」との依頼を受け実施したもの。
当日は晴天に恵まれ、富士市出身のシンガーソングライターやフルート奏者、富士市立高校吹奏楽部等による演奏が行われ、多くの家族連れなどが来場した。
富士所は会場内に広報ブースを展開し、自衛官採用制度説明、装備品のパネル展示、缶バッジ作成体験などを行った。特に缶バッジ作成体験には多くの来場者が訪れ、広報官がイベントに併せ準備した自衛隊のオリジナルデザインを楽しそうに選び作成していた。
また、完成したバッジをカバンや帽子などに付け嬉しそうにしている様子が見られ、用意した100個すべてがなくなるほどの人気となった。
広報ブースに訪れた来場者からは「自衛隊のイベントがあれば紹介してほしい」といった声や、迷彩服を見た小学生から「かっこいい、自衛官になろうかな」という嬉しい言葉を聞くことができ、地域住民と触れ合うとともに自衛隊をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベント等において自衛隊の活動や魅力を発信し、将来の夢の一つとして自衛隊を考えてもらえるよう広報活動を行っていく。
4月の出来事
子どもたちがVRや制服試着で自衛隊を体験
2022年4月16日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は4月16日(日)、静岡ガスエネリアショールーム(富士市)で開催されたイベント「JIMOTOトリップ」に参加し、広報活動を行った。
このイベントは、地元の文化・歴史を楽しもう!をテーマに開催され、和菓子作りや溶岩染め、地元の伝承踊り「富士ばやし」の体験などが行われた。
富士所は、「地域のくらしを守る自衛隊」として展示を行ってほしいという依頼を受け参加した。会場入口にデジタルサイネージを設置し、自衛隊のオリジナル動画を流して集客するとともに、広報ブースでは迷彩服の試着体験やVR体験、自衛官採用制度説明、広報グッズの配布などを行い、会場を盛り上げた。
特にVR体験には多くの来場者が訪れ、ヘリコプターからの降下や水陸両用車の試乗を映像で疑似体験し楽しんでいた。
また、「なぜ(陸海空の)迷彩服の色が違うの」「幸せな瞬間は何ですか」などブースを訪れた小学生からの質問コーナーが始まり、地域住民と触れ合うことで自衛隊をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベント等で自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、身近に感じてもらえるような広報活動を行っていく。
3月の出来事
自衛隊入隊者の門出を見送り
2022年3月29日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は3月27日(月)と29日(水)、一般曹候補生・自衛官候補生として入隊する21人の見送りを行った。
富士所が入隊を担当した21人は、陸上自衛隊武山駐屯地へ男性14人、海上自衛隊横須賀教育隊へ男女それぞれ2人、陸上自衛隊板妻駐屯地へ男性3人が旅立つ。
入隊者は担当広報官と密接に連携を図って準備を万全にし、けがや体調不良もなく無事にこの日を迎えた。
当日は出発地の東名高速道路富士川サービスエリアに入隊者や家族、友人が集まった。楽しそうに談笑していた入隊者たちも出発の時間が近づくにつれ緊張した様子を見せ、「忘れ物があったらどうしよう。一緒に横須賀に来てください」と広報官に話し、担当広報官も寂しさを感じつつも、緊張をほぐすように、また期待を込めてそれぞれにエールを送った。
見送りに来た家族からは「心配だが、自分で決めた道。次に会える日まで頑張ってほしい」との声が聞かれ、別れを惜しみつつ出発していくバスを見送った。
富士所は、今後も入隊者や家族と綿密に連携し、不安の払拭や任務への理解促進を図っていく。
富士市立富士中学校で職業講話
2022年3月3日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は3月3日(金)、富士市立富士中学校で職業講話を行った。
これは、同校の1年生が多様な職業の講師から話を聞き、働くことの意義や自身の将来を考えるため行われているもので、同校から富士所に依頼があり実施した。
当日は自衛官のほか、消防士・保育士・農家・スポーツクラブの講師が招かれ、自衛隊は2クラス70人の生徒に講話を行った。
講話では、初めに生徒が抱く自衛隊のイメージについて質問し、「日本を守ってくれている」「災害派遣で活躍している」「体力と筋肉がすごそう」など、良い印象を持っていることが確認できた。
その後、所長の本間2尉が自衛隊の任務や職種について説明し、自らが自衛官を選んだきっかけ、仕事の魅力や楽しさ、やりがいを感じた経験などについてスライドを交えながら紹介した。生徒たちは、入隊に学歴や資格が必要ないことや職種・職域の多さに関心を持つとともに、自衛隊の階級や防衛記念章に興味津々な様子だった。
講話の最後には持参した陸上・海上自衛隊の迷彩服を試着してもらい、生徒たちは写真を撮るなど自衛隊をより身近に感じているようだった。
富士所は、今後も学校と連携して講話や説明会を行い、自衛隊の認知向上とイメージアップを図っていく。
2月の出来事
>令和4年度富士市自衛隊入隊・入校予定者激励会を実施
2022年2月20日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は2月20日(月)、富士市役所で開かれた令和4年度富士市自衛隊入隊・入校予定者激励会に参加した。
この激励会は同市が主催したもので、海上自衛隊幹部候補生、防衛大学校学生、陸・海・空一般曹候補生、自衛官候補生、高等工科学校生徒に合格し入隊・入校を決めた18人とその家族が参加し、市長や同市自衛隊家族会、同市自衛隊協力会、募集相談員東部連絡会、静岡県防衛協会の会員が見守った。
激励会では、市を代表して市長が「国家の安全を守るとともに災害派遣に従事する任務に臨む上で、健康を第一に訓練に励んでほしい」と挨拶した。また、静岡地方協力本部長は「『Service before self』を覚えてほしい」と伝え、「自分より周りや相手に尽くすことが自衛隊では重要であり必要になってくる。実行することで同期や先輩、後輩と関係を築くことができ、また自身の成長に繋がる」と激励した。
その後、市や協力団体から記念品を贈呈し、最後に入隊・入校予定者を代表して一般幹部候補生として入校予定の近藤弘基さんが「富士市出身者として信頼される自衛官となれるよう心身を鍛え、期待に応えられるよう努力します」と謝辞を述べた。
富士所は、今後も市や協力団体との連携を図り、自衛隊の活動基盤である人材確保と更なる理解促進に向け邁進していく。
1月の出来事
入隊予定者に対する板妻駐屯地見学を実施
2023年1月22日
富士地域事務所(所長・本間亮2等陸尉)は1月22日(日)、陸上自衛隊入隊予定者に対し行われた板妻駐屯地(御殿場市)見学に、参加者8人を引率した。
これは、陸上自衛隊の特性や勤務環境について理解を深めるとともに、入隊に対する不安の払拭を図り、入隊への意欲向上を目的に実施されたもの。富士所の8人を含む県内の入隊予定者22人と保護者1人が参加した。
最初に駐屯地広報班から駐屯地の概要説明を受け、資料館では駐屯地の歴史を学ぶとともに展示資料を見学した。
その後、小型トラック、高機動車、軽装甲機動車、3トン半トラックといった自衛隊車両を見学し、運転席の座り心地などを体感していた。
また、施設見学では連隊長室や広報班の事務所といった職場環境、隊員の生活隊舎で入隊後の生活環境を確認した。
昼食は、隊員食堂で駐屯地に勤務する隊員と同じメニューを食べ、「量も多く、おいしかった」と満足した様子であった。
午後は救急法の展示が行われ、止血帯の使い方や応急担架の作り方を参加者が実際に体験した。止血帯の体験は2人一組になって交代で実践し、隊員の的確なアドバイスのもと使い方を学んだ。
また、棒と毛布を使って作る応急担架作成では、作成した担架に実際に乗ってみる体験も行い、安全に使用できることを実感していた。
参加者からは「駐屯地の中で勤務するイメージができた」「生活部屋もきれいで、食事もしっかりしていて安心した」等の声が聞かれ、見学を通じて入隊意欲が向上した様子だった。
富士所は、今後も入隊予定者に駐屯地等の研修を行い、入隊に対する不安の払拭を図っていく。
2022年
12月の出来事LCAC特別公開に海自入隊予定者が参加
2022年12月11日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は12月11日(日)、今沢海岸(沼津市)で行われた海上自衛隊LCAC特別公開に、来年度の海上自衛隊入隊予定者を引率した。
この特別公開は、自衛隊に興味のある若者や入隊予定者、保護者に海上自衛隊への理解促進や入隊前の不安解消を図ることを目的に実施されたもの。
富士所からは入隊予定者とその家族4人が参加し、揚陸訓練の様子を見学した。
繰り返し海面から砂浜に乗り上げる揚陸の迫力とLCACの機動性を目の当たりにした参加者は「音と風圧がすごい」と圧倒された様子だった。
砂浜に上陸したLCACの内部見学では、操縦席に座ったり、席によって操縦や監視など役割が分担されていること、車両を固定するフックの使い方など、LCACの任務や装備について乗員から説明を受けた。
また「乗り心地はいいですか」「LCACの乗員を希望した理由はなんですか」などの質問が寄せられ、乗員が丁寧に回答していた。
見学後、参加者は「車だけでなく戦車も輸送できるのがすごい」と興奮気味に話していた。
富士所は、今後も入隊予定者の不安を解消し、安心して自衛隊に入隊できるようサポートを行っていく。
吉原工業高校で防災講話
2022年12月8日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は12月8日(木)、県立吉原工業高等学校(富士市)で防災講話を行った。
これは、生徒の防災意識の向上を図るため、災害派遣や日々の備えに実績のある自衛隊に同校から依頼があり実施したもの。
当日は感染対策として14人の生徒が会議室で直接講話を聞くとともに、そのほかの全校生徒約460人が各教室においてリモートで聴講した。
初めに自衛隊の任務や役割、自衛隊の災害派遣活動などを紹介し、その後「災害時に命を守る」「地域の防災」「避難生活を乗り切る」をテーマに防災の意義を伝えた。
災害派遣活動については、本間所長が自身の体験談を交えて説明するとともに、静岡県内において大規模災害が発生した際の派遣部隊や活動について紹介した。
また、自分の命は自分で守る「自助」、近隣の人たちで助け合う「共助」の重要性について伝えるとともに、応急担架や簡易寝袋の作り方を展示し、生徒たちにも実際に体験してもらった。
生徒からは「自衛隊が災害派遣のために準備を万全にしていることを知った」「災害が発生した時にどうすればいいか、という意識を日頃から持って準備したい」との声が聞かれた。
富士所は、今後も学校と連携し各種講話等を行うことで地域の防災に貢献するとともに、自衛隊の認知度向上やイメージアップを図っていく。
11月の出来事
富士市立吉原第一中学校で職業講話
2022年11月24日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は11月24日(木)、富士市立第一中学校で職業講話を実施した。
これは、「生徒が社会を知り、働くことの意義や自身の将来を考える機会」として同校が計画し、富士所に講話の依頼があり実施したもの。
当日は自衛隊のほか、警察・弁護士・スポーツインストラクター・美容師など10種類の職業の講師が派遣され、自衛隊の講話には2年生34人が参加した。
講話では本間所長が、自衛隊の任務や職種について説明し、自身が自衛隊を選んだきっかけ、仕事の魅力や楽しさ、やりがいを感じた体験談などについてスライドを交えながら紹介した。
質疑応答では「筋トレはいつやっていますか」「給料はどれくらいですか」「陸海空どれが一番かっこいいですか」など中学生らしい率直な質問が多く寄せられ、大盛り上がりとなった。
生徒からは「自衛隊には多くの仕事があること、協力と助け合いが大切であることを学びました」「講話を聞いて、自衛隊の堅苦しい・きついというイメージが変わりました。女性も多く活躍しているので興味が湧きました」との感想があり、帰り際には生徒から「次に会うときは、僕が自衛官になったときです」と嬉しい言葉をもらうことができた。
富士所は、今後も各学校と連携して講話などを行い、自衛隊の認知度向上、イメージアップを図っていく。
海自特務艇「はしだて」初入港 田子の浦ポートフェスタで公開
2022年11月20日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は11月20日(日)、富士市田子の浦港で開催された「田子の浦ポートフェスタ2022」で広報活動を行った。
このイベントは富士市産業政策課港湾振興室が主催し、港の仕事などを広く知ってもらうとともに海に関わる仕事の魅力などを伝えるもの。
海上自衛隊の特務艇「はしだて」が同港に初入港したほか、海上保安庁の巡視船「おきつ」、帆船「みらいへ」「オーシャンプリンセス」、水陸両用「KABAバス」が寄港し、船内公開やショートクルーズなどが行われた。
「はしだて」は国内外の来賓をもてなす迎賓艇で、災害時の医療支援や救難機能も備えている。当日は富士市ミスかぐや姫が一日艇長に任命され、「自衛隊をPRできるよう頑張ります」と話し、海上自衛隊の制服を着用して来場者を出迎えたり、艇内での記念撮影を行った。
一般公開には1939人が訪れ、板張りの甲板や豪華な内装を見学した。来場者は「自衛隊の船にもいろいろな役割があることを知った」「護衛艦と見た目が全然違った。船内もきれいだった」と楽しそうに話していた。
また、静岡地本は岸壁に広報ブースを設置し、子ども用迷彩服の試着体験や陸上自衛隊車両との記念撮影、活動紹介パネルの展示、自衛官採用制度説明などを行った。ブースは多くの家族連れで賑わい、船と車両を同時に楽しめるイベントを満喫していた。
富士所は、今後も自衛隊の魅力を積極的に発信し、親しみを持ってもらえるような広報活動に努めていく。
10月の出来事
「高等工科学校オープンスクールに同行」
2022年10月29日
静岡地方協力本部富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は10月29日(土)及び30日(日)に、高等工科学校で実施されたオープンスクールに同行した。
このオープンスクールは受験希望者を対象とし、高等工科学校の魅力を伝え、受験意欲の向上を図るために実施されたものであり、富士地域事務所からは受験希望者と保護者の計8名及び広報官2名が参加した。
当日は、受付終了後に講堂において高等工科学校長の挨拶から始まり、学校の概要説明では卒業後のキャリアパスや入試の概要について説明を受けた。施設見学では、一部を除き校内全域の見学ができ、在校生徒の引率のもと、授業風景や生活隊舎、売店、食堂及びクラブ活動の見学を行った。
最後に質疑応答が行われ、受験希望者や保護者から「入学して得たものは何ですか」「長期休暇は帰省できますか」「携帯電話の使用について」等の質問があり、生徒が主体となり受験者に対し丁寧に回答され、参加者は受験意欲の向上及び不安の払拭が図れた様子であった。
参加者からは「受験に対し前向きになった」「学校生活のイメージが湧きました」との声が聞かれ富士所から同行した広報官も「高等工科学校に対する認識や理解を深めることができ、今後の募集業務に生かせる」と富士所としての成果も得ることができた。
富士地域事務所は、今後も受験希望者等に対し、各駐屯地や基地の研修を通じ、受験及び入隊に対する不安の払拭を図るとともに、自衛隊への理解の促進を図り、募集基盤の更なる強化に努めていく。
富士・富士宮両市長に防衛白書を説明
2022年10月27日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、10月25日(火)に富士市、27日(木)に富士宮市において行われた、静岡地方協力本部長・武田恭一1等空佐による防衛白書説明に同行した。
各市長をはじめ、富士市では市民部長と市民課長が、富士宮市では危機管理監と危機管理局長が同席し、武田本部長が、現在のわが国を取り巻く安全保障環境、防衛施策等のほか、自衛隊の任務や役割、取組みについて説明した。
我が国を取り巻く安全保障環境については、アメリカとの同盟関係の重要性や、軍民融合などにより「智能化」を進める中国の動向、北朝鮮のミサイル発射の状況や、ロシアの現状とわが国への影響について説明した。
また、防衛目標である、我が国にとって望ましい安全保障環境・脅威への抑止及び対処を達成するための三つの柱や宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域における能力の強化について紹介し、そのための自衛隊の取り組みについて伝えた。
市長からは「日本周辺国の脅威を改めて認識している」「ロシアのウクライナ侵略について今後どのように推移していくのか」といった声があり、積極的な意見交換がなされた。
富士所は、今後もあらゆる機会を通じてわが国を取り巻く環境及び自衛隊の活動について適切に説明し、さらなる自衛隊への理解促進を図れるよう広報活動に邁進する。
富士山こどもの国で自衛隊の活動や防災を紹介
2022年10月16日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は10月16日(日)、富士山こどもの国(富士市)で開催されたイベント「はたらく車大集合」に参加した。
このイベントは、幼児や小学生等を対象に「さまざまな現場で活躍する働く車と仕事について詳しく聞こう」をテーマに同施設が開催したもの。新型コロナウイルスの影響により中止が続き、2年ぶりの開催となった。
会場には自衛隊車両のほか、消防車や救急車、ごみ収集車、積載車、ショベルカー、高所作業車が展示され、イベントを楽しみにしていた多くの家族連れが訪れた。
富士所は小型・中型トラックを展示するとともに子ども用迷彩服試着コーナーも設置して、自衛官気分で運転席に座ったり、写真撮影を楽しんでもらった。
子どもたちからは「後ろの荷台には何人乗れますか」「一番大変だった災害派遣はいつですか」などの質問があり、広報官が「東日本大震災は規模が大きくて大変だったよ」と答えると、「僕も人の役に立ちたい!」と嬉しい言葉を聞くことができた。
また、同施設内の研修室ではこども防災寺子屋が開催され、依頼を受けた本間所長が「災害から命を守る」をテーマに幼児から小学校低学年の親子を対象に講話を行った。
命を守るための準備や災害時に取るべき行動について話した後、「命を守る簡単○×クイズ」を行い、事前準備の大切さや慌てず行動するための意識づけを図った。最後は避難時に役立つ安全な姿勢を紹介し、姿勢による安定性の違いを体験してもらった。
富士所は、今後も地域のイベント等で自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、身近に感じることができるような広報を実施していく。
8月の出来事
キッズジョブ2022で広報活動
2022年8月20日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、8月20日(土)と21(日)、ふじさんめっせ(富士市)で開催された「キッズジョブ2022」に参加した。
これは富士市産業交流部とふじさんめっせが共催し、幼児及び小中学生を対象に「仕事を体験して、学んで未来の自分を見つけに行こう」を趣旨に開催されたもの。過去2年は新型コロナウイルスの影響により中止が続いたため3年ぶりの開催となった。
両日とも天候に恵まれ、多くの子どもたちと保護者が列を作り、午前10時開催の合図を心待ちにしていた。
会場には、働くクルマ体験エリア、お仕事体験エリア、ものづくり体験エリア、商店街体験エリアが配置され、30以上の企業等が各エリアに出展した。
富士所は働くクルマ体験エリアに小型・中型トラックと偵察用バイクを展示して自衛隊の仕事について説明するとともに、子どもたちからの質問等に答えた。
子ども用迷彩服試着コーナーも設置し、自衛官気分の子どもたちが楽しそうに車両の座席や荷台部分に乗り込み、車両の大きさやバイクの高さを体感していた。
子どもたちからは「このバイクはどんな時に使いますか」「荷台には何人乗れますか」「自衛隊に入りたい!どうしたらなれますか」といった質問があり、自衛隊のブースは列ができるほど賑わいを見せ、「来年も来てください」と嬉しい言葉を受けた。
富士所は、今後も地域のイベントで自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような広報を実施していく。
7月の出来事
自衛官募集活動スタート! 富士・富士宮駅で広報活動を実施
2022年7月5日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、7月1日(金)にJR富士駅前(富士市)、7月5日(火)にJR富士宮駅前(富士宮市)において、市街地広報を実施した。
これは、7月1日に高校新卒者に対しての自衛官募集活動が解禁されることから、通学時の高校生等に自衛官採用案内が入ったティッシュを配布するもの。
両駅ともに、朝の7時から9時までの2時間、通学する学生や通勤中の会社員などに、「おはようございます!自衛隊です!」と声を掛け、採用案内が入ったティッシュを手渡して自衛隊をPRした。
配布するティッシュをもらった学生や会社員の中には、「お疲れ様です、ありがとうございます」「甥っ子が海上自衛官です。ここで自衛官に会うとは思わなかった。頑張って」と声をかけてくれる人もおり、またティッシュを受け取った高校生は「自衛隊を目指しています。受験したいです」と敬礼してくれた。
この日のために準備した約1700個のティッシュは、富士駅・富士宮駅ともに9時までに配布が終わり、その後通勤・通学する人たちへの挨拶を実施し、市街地広報を終了した。
富士所は、今後も募集相談員と連携し、担当地区の学生等に対して自衛隊をPRするとともに、さらなる理解促進を図り、募集活動に邁進する。
「きっさこまつり」で広報活動
2022年7月3日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、7月3日(日)に富士市の米之宮浅間神社で開催された「きっさこまつりin米之宮浅間神社」に参加し、広報活動を行った。
このイベントは、同神社協力のもと開催された夏祭りで、主催者から「自衛隊の広報活動でイベントを盛り上げてもらいたい」との依頼を受け実施したもの。
当日は午前10時からステージで和太鼓演奏やキッズチアリーディング、バンド演奏などが行われた。また飲食物や雑貨等の販売もあり、多くの家族連れが来場して会場は大いに賑わい盛り上がった。
富士所は会場内に陸上自衛隊の小型トラックを展示し、車両見学や子供用迷彩服の試着体験を実施するとともに、自衛隊の装備品パネルの展示、広報グッズの配布などを行った。
特に小型トラックは多くの来場者の人気を集め、迷彩服を着用した子どもたちが車両とともに写真撮影を行う姿が見られた。
また、「将来自衛隊に入隊したい」と説明を受ける家族も訪れるなど、地域住民と触れ合うとともに、自衛隊をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベントで自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような活動を実施していく。
6月の出来事
一般曹候補生・自衛官候補生課程修了式に参加
2022年6月28日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、6月26日(日)に富士駐屯地(駿東郡小山町)、滝ヶ原・駒門駐屯地(御殿場市)、6月28日(火)に板妻駐屯地(御殿場市)で行われた、令和4年度一般曹候補生・自衛官候補生課程修了式に参加した。
今年度、各駐屯地の教育課程には、富士所の担当地域である富士市・富士宮市出身の13人が入隊していた。
自衛官候補生課程の修了式では、本課程の修了をもって自衛官候補生全員が正式な自衛官である2等陸士に任命された。
さらに駒門駐屯地の修了式では、教育優秀隊員に贈られる富士教導団長賞を、富士所から入隊した一瀬達也2等陸士が受賞した。一瀬2士は「この賞を受賞することができて嬉しい。後期教育は希望していた普通科教導連隊に行くことができるので、特に訓練を頑張りたい」と力強く広報官に語った。
担当地域から入隊した隊員たちからも「訓練は大変だったが、同期との生活は楽しかった」「後期教育も新たな同期と協力して乗り越えたい」といった声が聞かれ、広報官はけがに気を付けて頑張るよう激励した。
また修了式には隊員家族も参列し、久しぶりの再会で逞しくなった我が子と写真を撮ったり、家族水入らずのひとときを過ごしていた。
今後隊員は苦楽を共にした同期との別れを惜しみながら、それぞれの後期教育部隊へ進んでいく。
富士所は、今後も担当地域の隊員との連絡を継続するとともに、入隊者家族に対しても情報を発信し、自衛隊への更なる理解促進を図るよう広報活動に邁進する。
富士市・富士宮市自衛官募集相談員委嘱式
2022年6月8日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は6月8日(水)、富士市役所及び富士宮市役所において「令和4年度自衛官募集相談員委嘱式」を行った。
自衛官募集相談員の委嘱期間は2年で、今回は富士市から新規委嘱者2人を含む8人、富士宮市から6人が委嘱された。
委嘱式では、委嘱者の紹介後、市長と静岡地方協力本部長の連名による委嘱状及び自衛官募集相談員証明書を交付した。
市長は挨拶で「我が国の防衛を担い、市民の生命と財産を守る自衛隊は大きな力。少子化の中、多くの志願者を確保するため若者と地域の架け橋である募集相談員の皆様に協力や声掛けなどをお願いしたい」と述べ、静岡地本部長は「昨今の国内外情勢を踏まえ、自衛隊の活動の原動力である人の確保は重要。厳しい募集環境の中、さらにはコロナ禍で募集活動が制限される状況で何ができるか、地域事務所と協力し活動してもらいたい」と協力を依頼した。
富士所は、今後も募集相談員と連携を図り、自衛隊に対する更なる理解の促進と人材確保に邁進していく。
富士市でキッズ職業体験イベント
2022年6月5日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は6月5日(日)、富士市のコワーキングスペース「WORX富士」で開催されたキッズ職業体験イベントに参加し、広報活動を行った。
このイベントは同スペースを運営する合同会社「ジンザイ」が主催したもの。さまざまな職業を体験できる場をつくり、「学び、体験することで子どもたちに自衛隊を知ってもらいたい」との依頼を受け実施したもの。
当日、会場では料理体験や木材を使用した椅子作り、TikTok撮影などが行われ、多くの家族連れで賑わった。
富士所は、屋外に小型トラックを展示したほか、海上自衛官が教えるロープワーク体験、制服の試着体験、野外電話機を使った通話体験などを行った。
小型トラックの運転席に座って写真を撮ったり、ロープワーク体験で「もやい結び」に苦戦したりと、子どもたちはそれぞれ自衛隊とのふれあいを楽しんでいた。
また、制服を試着した子供から「普段どんな仕事をしていますか」や、パネルの戦車を見て「速く走れますか」といった質問があり、自衛隊の活動を説明すると興味津々な様子で話に聞き入っていた。
富士所は、今後も地域のイベントに参加して自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、身近に感じることができるような活動を実施していく。
5月の出来事
比奈公園青空フェスティバルで広報活動
2022年5月28日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は5月28日(土)、富士市の比奈公園で開催された「青空フェスティバル・吉永ふれあいコンサート2022」に参加し広報活動を行った。
当日は晴天に恵まれ、多くの家族連れが来場した。市内の和太鼓ユニットや同市出身のシンガーソングライター、富士市立高等学校吹奏楽部等による演奏が行われ、会場を大いに盛り上げた。
富士所は会場に広報ブースを設け、自衛隊の装備品や活動、職種などを紹介するパネル展示、缶バッジ作成体験などを行った。
特に缶バッジ作成体験には多くの来場者が訪れ、広報官がイベントのために準備したデザインの中から好きなものを選び、完成したバッジをカバンや帽子などに付けて喜んでいた。
また、「今、学校の授業で自衛隊の勉強をしています。すごく興味があります」と話してくれる小学生や、「応援しています。頑張って」と声をかけてくれる来場者もおり、地域住民と触れ合うとともに、自衛隊をPRする貴重な場となった。
富士所は、今後も地域のイベントなどで自衛隊の活動や魅力を発信するとともに、自衛隊を身近に感じることができるような活動を実施していく。
4月の出来事
令和4年度自衛隊入隊者を激励
2022年4月9日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は4月9日(土)、陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地(御殿場市)で行われた「令和4年度一般曹候補生入隊式」と陸上自衛隊板妻駐屯地(同市)で行われた「令和4年度自衛官候補生入隊式」に参加し、富士市・富士宮市出身隊員10人を激励した。
着隊から入隊式まで間もない期間ではあるが、入隊者は凛々しい制服姿や機敏な動作で自衛官としての一面を発揮し、堂々と宣誓を行う姿に、参列した家族も頼もしく感じるとともに安心している様子であった。
板妻駐屯地での入隊式には地域新聞「富士ニュース」の記者も同行し、入隊式終了後に富士市出身の入隊者4人に対してインタビューを行った。
今後の意気込みを聞かれた入隊者からは「楽しいこともつらいことも同期と一緒に乗り切りたい」「自分の力を尽くして頑張る」と頼もしい声が聴かれた。
富士所の広報官は、入隊者に対し健康管理に注意し目標に向かって頑張るよう激励し、入隊者はその後の自由時間を使って家族を駐屯地の売店や生活する部屋に案内し、有意義な時間を過ごしていた。
富士所は、今後も入隊者と連絡を取って状況を確認するとともに、訓練や後輩へのアドバイス等を発信し、サポートに努めていく。
2月の出来事
富士宮市西富士中学校で職業講話
2022年2月25日
富士地域事務所(所長・本間亮3等陸尉)は、2月25日(金)に西富士中学校(富士宮市)で1年生24人に職業講話を実施した。
これは、地域で働く大人の仕事への思いや生き方に触れることで、生徒が自分の将来の職業選択や心構えについてより考えを深めるために行われたもの。
講話の中で本間所長は、自衛隊の任務や活動、自衛官の生活などについて自身の経験を踏まえて説明するとともに、動画を活用し、多岐にわたる職種や現役自衛官の勤務状況などを紹介した。
また生徒からも、自衛隊に入隊した理由や女性自衛官の活躍など多くの質問があり、一つひとつに丁寧に答えると、それまでの「厳しそう」「体力がないとできない」といった自衛隊の印象が変わり、関心が高まった様子だった。
担任教諭からも「理解が深まり、イメージが変わった」との声があり、今後も防災教育や部隊見学などを継続的に実施できるよう話し合った。
富士所は、引き続き地域の学校との連携を図り、将来を担う若者に対して自衛隊の魅力を積極的に発信していく。