自衛隊長崎地方協力本部(長崎地本)は昭和30年9月1日、自衛隊長崎地方連絡部として陸上自衛隊大村駐屯地に編成、翌年9月2日に長崎市南山手町に事務所を開設、定員及び車両の増加に伴い昭和39年に長崎市大橋町、昭和59年に現在の長崎市出島町に移転し、平成18年7月31日に防衛庁設置法等の改正により、自衛隊長崎地方協力本部に改編されました。
本部長(地連部長)は、初代から第13代までは陸上自衛官が、第14代以降、現在に至るまで海上自衛官が務めています。
地方協力本部は、防衛省・自衛隊の共同機関として募集業務・援護業務・予備自衛官の管理等の業務を担っています。
主な業務内容は次のとおりです。
〒850-0862 長崎市出島町2-25
(長崎電気軌道「メディカルセンター」駅から直線距離で109m)
私は、令和4年12月1日をもちまして、前任の江上1等海佐から第37代自衛隊長崎地方協力本部長を引き継ぎました、伊東1等海佐です。
皆様におかれましては、平素から自衛隊長崎地方協力本部の業務に対して深いご理解と多大なご支援を賜り、自衛隊長崎地方協力本部を代表し、お礼申し上げます。
また、自衛隊長崎地方協力本部が皆様と防衛省・自衛隊との「かけはし」となるべく、改めて気を引き締めるとともに、その責任と役割を果たすべく真摯に取り組んで行こうと固く決意するところであります。
さて、我が国を取り巻く安全保障環境は日々厳しくなりつつあると言え、ひとたび国家の安全保障上の危機が生じた際には、すぐさま多くの影響が国民の皆様に及ぶことも、現在の国際情勢を見れば明らかなところです。
このような情勢下で防衛省・自衛隊が任務を達成するためには「組織を支える人」の充実が最も重要であり、採用から援護、予備自衛官まで幅広く取り組む我々の業務は正に組織の基盤を築くものと考えています。これは現情勢下で最も重要な任務と理解しており、更に、地域社会からの自衛隊に対する確実な理解と信頼が無ければ、この基盤を築くことは不可能であると認識しています。
したがって、我々の任務の本質は信頼関係の構築といっても過言ではありません。
依然として新型コロナウィルス感染拡大の収束が見えない中ではありますが、地本部員が「県民とのかけはしになる」には部内外との連携強化が欠かせません。そのためにも、尊敬の念をもって人々と接し、相手の話を良く聴き、引き続き信頼関係の構築に努めていきたいと思います。
結びに、改めて平素の皆様のご支援に感謝いたしますとともに、長崎の地にあって常に地域社会、県民とともにあることを念頭に、長崎地方協力本部の役割を完遂することをお約束し、着任のご挨拶とさせていただきます。
自衛隊長崎地方協力本部のロゴマークの原型は、山口俊光氏(長崎地本OB会員)が高校でデザインを手掛けていた学生に依頼して作成したものです。
『ながりん』は、平成30年に誕生した自衛隊長崎地方協力本部のマスコットキャラクターです。
長崎県の鳥「おしどり」をモチーフに、「明るく元気で、凛々しさと正義感に溢れ、愛する故郷を守る妖精」として生まれました。
可愛くて親しみやすい、多くの人々に長く愛されるキャラクターであって欲しいと願っています。