• 潜水艦隊司令官挨拶

     桜も咲き始め、春らしく穏やかな気候に心和む季節となりました。

     春は卒業、入学と別れと出会いの季節でもあります。

     潜水艦隊においても、去る3月17日に練習潜水艦「おやしお」の自衛艦旗返納行事が実施され除籍となり、3月20日には「たいげい」型潜水艦2番艦となる「はくげい」が就役し、第1潜水隊群に編入されました。

     「おやしお」は「おやしお」型潜水艦の1番艦として平成10年3月16日に就役し、海上自衛隊潜水艦史上最長の25年間の長きにわたり活躍しました。見た目も、これまでの涙滴型から葉巻型に変わり、まさに近代潜水艦の象徴でありました。

     「はくげい」は、4月上旬には母港となる呉基地に初度入港する予定です。呉基地に「たいげい」型潜水艦が初めて配備されますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

     このように3月は、潜水艦部隊にとりまして大きな変化の時期となりましたが、その変化に対応し、更に「精強」な潜水艦部隊を練成していく所存です。

     

     その他、潜水艦部隊としまして、各寄港地において広報を計画しており、4月上旬には大分県の佐伯市で実施される「さいき桜まつり」に潜水艦が参加する予定です。

     お時間がありましたらぜひ足をお運びいただき、潜水艦を少しでも身近に感じていただければと思います。

     

     潜水艦隊では、TwitterとInstagramを通し、潜水艦隊の日常を発信すると供に、広報等の情報も掲載していきますので、ご覧いただければと思います。

    潜水艦隊司令官 海将 俵 千城

  • 潜水艦隊先任伍長挨拶

     ようこそ潜水艦隊ホームページへ。

     私は、令和4年12月19日付、第8代潜水艦隊先任伍長に指定されました佐々木健です。

     潜水艦部隊は、任務の性質上、普段皆様の目に触れることはほとんどない部隊ではありますが、海上防衛の一翼を担う精鋭部隊として護衛艦部隊や航空部隊と同様、日夜、任務に励んでおります。

     潜水艦乗員になるためには、広島県呉市にある、潜水艦乗員を育成する潜水艦教育訓練隊で基礎的な教育を受け、その後、潜水艦での実習を行います。この厳しい乗員養成課程を経た女性潜水艦乗組員が誕生して3年が経過し、男性と女性が切磋琢磨し、性別の垣根なく日々の勤務に邁進しております。

     潜水艦は任務中、その存在を知られてはなりませんが、横須賀や呉などの母港や日本の各港で岸壁に係留している際は、他の護衛艦等と何ら変わりありません。イベント等の際には、見学等も実施しておりますので、機会がありましたら是非見学にお越しいただければと思います。また、潜水艦隊では、TwitterやInstagramも運営しております。これらを通して、我々潜水艦部隊隊員の活動の様子等も知っていただければと考えております。よろしくお願い致します。

    潜水艦隊先任伍長 海曹長 佐々木 健