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　第2掃海隊は、平成9年に前部隊となる第5掃海隊が佐世保に編成替えとなり平成12年、部隊改変に伴い現在の部隊名称に変更されました。以降、第2掃海隊は掃海艇3隻体制を維持し、現在はひらしま型掃海艇「ひらしま」「やくしま」「たかしま」 の3隻で編成されています。

　海上自衛隊では、これまで木造の掃海艦艇を建造して参りましたが、ＦＲＰ（強化プラスチック）の船体に変わりつつあります。ひらしま型掃海艇は、海上自衛隊で最後の木造船体の掃海艇であり、国産の機雷掃討システムを搭載するなど、日本の技術力を結集 した掃海艇です。

　そのような掃海艇で勤務する乗員は約40名と護衛艦の約4分の1以下と非常に少ないため、乗員全員が一致団結して作業に取り組まなければならず、自然と結束が強くなり、苦楽をともにすることで、互いが互いを支えあう家族のような関係です。

　第2掃海隊は、各艇長をはじめ、アットホームな雰囲気を大切にしつつ、常に高い志をもって、西の護りを担う掃海部隊として国民の負託にこたえられるよう日夜訓練に励んでおります。今後とも海上自衛隊、第2掃海隊の活動に一層のご理解を頂けましたら幸いです。

第2掃海隊司令

2等海佐　井上　博文