採用予定機関の紹介

専門職は、主に、本省内部部局、防衛装備庁、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、情報本部及び地方防衛局で採用され、勤務しています。

それぞれの採用予定機関について紹介します。

本省内部部局

≪防衛政策の中枢で新たなミッションに挑戦する≫

本省内部部局

我が国を含む国際社会は、今、戦後最大の試練の時を迎え、新たな危機の時代に突入しています。こうした厳しい安全保障環境の中、国民の命と平和な暮らしを守りぬくという防衛省の使命を果たすために本省内部部局は、防衛政策の企画立案をはじめとして防衛政策の司令塔としての役割を担っています。

本省内部部局で勤務する職員は、我が国防衛の中枢で様々な経験を経て、将来的には防衛政策のスペシャリストとなり、日本の行く末を左右する局面において内閣総理大臣や防衛大臣を補佐する立場として、わが国の安全保障の根幹を担うことになります。

本省内部部局で勤務する専門職は、日米防衛協力、諸外国との防衛協力・交流、国際平和協力活動などの国際的な安全保障行政の分野で活躍しています。

防衛装備庁

≪装備品のライフサイクルを通じて、日本の未来を紡ぐ≫

防衛装備庁

防衛装備庁は、防衛省の外局として設置され、装備品等の研究開発及び生産のための産業基盤の強化を図りつつ、研究開発、調達、補給及び管理の適正かつ効率的な遂行並びに国際協力の推進を図ることを任務としています。

防衛装備庁で勤務する専門職は、防衛装備品の輸入調達などの分野で活躍しています。

陸上自衛隊

≪事務官・技官×自衛官=PEACE≫

陸上自衛隊

陸上自衛隊は、国民の身近な存在として常に「安全・安心・平和」を守るため、各種事態への抑止及び対処、多次元統合防衛力を実現する陸上防衛力の整備を推進しつつ、大規模災害発生時にはいかなる状況にもいち早く対応できるよう万全を期するなど、平時から有事までのあらゆる事態において我が国の防衛の中核となる組織です。防衛省内最大規模となる約7,400名の職員が在籍しており、全国に所在する約200ヶ所を超える部隊等において様々な業務を行っています。

陸上自衛隊で勤務する専門職は、語学教育、情報収集・分析、通訳・翻訳などの分野で活躍しています。

海上自衛隊

≪海の事務官・技官に飛び込もう!≫

海上自衛隊

海上自衛隊は、海上からの侵略に対し国土を防衛するとともに、我が国周辺海域における海上交通の安全を確保することを主な任務としています。護衛艦、潜水艦、航空機等の様々な装備品を効率的に運用し、国際社会における安全保障の構築といった役割も担っています。

海上自衛隊では、我が国の平和と安全を守るため、多種多様な業務を通じ、海上自衛隊の任務遂行に貢献できる熱意と意欲のある人材を必要としています。

海上自衛隊で勤務する専門職は、語学教育、情報収集・分析、通訳・翻訳などの分野で活躍しています。

航空自衛隊

≪空と宇宙を守り抜く≫

航空自衛隊

我が国では、地上における警察、海における海上保安庁に相当する「空における警察力」が存在していません。そのため、航空自衛隊は、平時から有事まで一貫して我が国の空の平和と安全を担う唯一の組織となっています。

また、航空自衛隊は従来の領域(領空)に加え、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域への対応に取り組みます。我が国の宇宙空間の安定的利用を確保するため2020年5月の「宇宙作戦隊」新編に続き、2022年3月に「宇宙作戦群」を新編するなど、航空自衛隊は進化を続けます。

航空自衛隊で勤務する専門職は、語学教育、情報収集・分析、通訳・翻訳などの分野で活躍しています。

情報本部

≪情報を仕事に ~日本と世界の平和と繁栄のために~≫

情報本部

情報本部は、1997年に創設された、我が国最大の情報機関です。電波、画像・地理情報を収集して解析するのみならず、集約・整理した公刊情報等と融合し、総合的な分析に基づくプロダクトを提供することができる、我が国唯一無二の機能を有しています。

我が国を取り巻く安全保障環境が年々厳しさを増している中、相手の行動に先んじてその兆候を察知する「情報」の重要性は益々重くなっており、情報本部もその能力をさらに向上させていくことが求められています。

情報本部で勤務する専門職は、情報収集・分析などの分野で活躍しています。

地方防衛局

≪拠点ベース を造り、 気持ちハートに寄り添う≫

地方防衛局

日本には、多くの自衛隊や在日米軍の基地等があり、その中にあるひとつひとつの施設が我が国の防衛を支える必要不可欠な基盤であることは言うまでもありません。また、地方公共団体や地域住民の方々の御理解・御協力の上で自衛隊や在日米軍の活動が成り立っていることを忘れてはいけません。そのため、全国に8か所(札幌市・仙台市・さいたま市・横浜市・大阪市・広島市・福岡市及び嘉手納町)ある地方防衛局では、防衛力を支える“拠点を造り”、地域の方々の“気持ちに寄り添い”、様々な施策を講じています。

地方防衛局で勤務する専門職は、在日米軍との折衝などの分野で活躍しています。

2024年4月4日更新