防衛大綱では、安全保障・危機管理に対する国民の理解を促進するため、教育機関等における安全保障教育の推進に取り組むこととしている。また、防衛省・自衛隊において、防衛研究所による研究と政策支援を高い水準で両立させるため、政策部門との間の連携を促進するとともに、防衛研究所を中心とする研究体制を一層強化することとしている。これまで行われてきた取組を含め、知的基盤の強化に関する取組を、以下で説明する。
様々な課題や不安定要因がより顕在化・先鋭化してきており、わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していることを踏まえ、防衛省の研究・教育機関において、平素から研究の質をより高め、その成果をわが国の政策立案に反映していくとともに、そうした研究の成果を含め、わが国の安全保障政策に関する知識や情報について、より一層国民の理解を増進することが重要になってきている。このため、防衛省・自衛隊の防衛研究所や各種学校等においては、
等、知的基盤の強化に関する各種取組を進めてきている。