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<VOICE>シナイ半島における多国籍部隊・監視団(MFO)への派遣について

陸上総隊司令部(東京都練馬区)
MFO司令部要員 2等陸佐 桑原 直人(くわはら なおと)

平成31年4月から、シナイ半島における多国籍部隊・監視団(MFO)司令部連絡調整部副部長として、エジプト南部のシャルム・エル・シェイクにおいて勤務しています。今回、私ともう一人(若杉1尉)の2名が、初めてMFO司令部要員として連絡調整部に派遣されました。

MFOでの勤務は、エジプト・イスラエルの両国とMFOとの間での連絡調整業務を行うとともに、連絡調整部長の補佐として、連絡調整部に所属する各国から派遣されている連絡官の報告文書などの確認、スケジュール管理などを実施しています。

MFOには、わが国の他に米国をはじめ12か国から要員が派遣されており、仕事のやり方や生活習慣、環境など、日本での勤務と異なり戸惑うことも多いですが、個性豊かな各国の連絡官とコミュニケーションをとりつつ、エジプト・イスラエル間の平和に貢献することができる、非常に有意義な勤務と感じています。まだまだ派遣されて日が浅く、毎日が新しいことの連続ですが、司令部の一員として、責務を果たせるよう頑張ります。

菅官房長官への出国挨拶を実施する著者(中央)

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現地での活動状況

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