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<解説>マーシャル諸島共和国への寄付物資の輸送について

18(平成30)年12月、航空自衛隊第1輸送航空隊第401飛行隊(愛知県、小牧基地)は、米国本土において実施される訓練の機会を捉え、経路上のマーシャル諸島共和国に寄航しました。寄航に際しては、外務省からの依頼に基づき、日本国内の公益財団法人などが寄付した物資(車椅子、文房具及びスポーツ用品など)をC-130H輸送機にてマーシャル諸島共和国の皆様にお届けしました。今回、輸送した車いすは、家庭で使用されていた車いすを日本の工業高校の生徒が整備、再生したものです。このような航空自衛隊の訓練の機会を活用した省庁間協力による寄付物資の空輸は、初の試みでした。

寄付物資引渡し式は、ハイネ・マーシャル諸島共和国大統領のご臨席の下、防衛省・航空自衛隊有志が提供した日本酒で鏡開きが行われるなど、終始和やかな雰囲気の中で執り行われました。折しも18(平成30)年は、日マーシャル国交樹立30周年の記念すべき年であり、両国の親善関係のさらなる深化に寄与することができたと考えています。

ハイネ大統領(右から3人目)との鏡開きの様子

ハイネ大統領(右から3人目)との鏡開きの様子

寄付物資(車椅子)

寄付物資(車椅子)

寄付物資(車椅子)を利用する男性

寄付物資(車椅子)を利用する男性