海自は、シーレーン沿岸国との共同訓練などを通じ戦術技量の向上を図るとともに、インド太平洋地域の平和と安定への寄与、相互理解の増進及び信頼関係の強化に取り組んでいる。最近では、「かが」など護衛艦3隻により構成されるインド太平洋方面派遣訓練部隊が、18(平成30)年8月から10月までの長期にわたりインド太平洋地域において、インド、スリランカなどとの共同訓練を実施した。19(令和元)年も、「いずも」など護衛艦3隻がインド太平洋方面派遣訓練を実施している。また、訓練に合わせた積極的な寄港を行っている。
こうした共同訓練や寄港を通じたインド太平洋地域沿岸国との連携の強化は、海洋安全保障の維持に寄与するものであり、大きな意義がある。
参照資料51(多国間共同訓練の参加など(最近3年間))
図表III-3-2-4(自衛隊による寄港・寄航実績(18(平成30)年)