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<VOICE>安全保障技術研究推進制度を活用した民生用品の開発

大阪市立大学 大学院工学研究科
化学生物系専攻 教授 山田 裕介(やまだ ゆうすけ)

私が安全保障技術研究推進制度で実施している研究は、吸着剤としての機能を持つ固体触媒に関するもので、水中・大気中に放出された農薬などの有害物質を無害化することを目的としています。本研究の終了時には、将来、農薬用の防護マスクなどにも装着できる形状の固体触媒を開発し、より安全に農作業ができるようになることを目指しています。研究開始から1年半が経過しましたが、定期的に行われるプログラムオフィサーとの面談は、私の経験が不足している部分に対して専門家の立場から有益な助言を戴ける貴重な機会となっています。

試験結果を解析する筆者(研究代表者)

試験結果を解析する筆者(研究代表者)