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<VOICE>音楽を通じた平和への貢献

陸上自衛隊 西部方面音楽隊 健軍 音楽陸曹(声楽担当) 3等陸曹 水上 珠奈(みずかみ まりな)

「♪花は咲く、いつか生まれる君のために」

これは2022年にオマーン国首都マスカットで行われたオマーン軍楽祭において西部方面音楽隊が演奏した「花は咲く」の歌詞の一節であり、現地の方々は分からない日本語の曲を真剣なまなざしで聴き入ってくれました。

この事業への参加は、生まれた国、環境や話す言葉が違っても、音楽はあらゆる垣根を越えて人々の心に伝わるということを感じられた貴重な経験となりました。

令和7年度自衛隊音楽まつりにおいて、日本武道館で「トゥーランドット」を歌わせていただいた際にも同じ感覚を経験し、外国語の歌を非常に真剣に聞いて下さった来場者の方々とオマーンの方々が重なって感じられ、音楽の力の大きさをますます実感できるようになりました。

私が自衛隊に入隊して5年が経ちますが、日々の訓練や演奏業務に従事するなかで思うのは、「この音楽の力を通じて平和の尊さを、そして自衛隊の活動やメッセージを広く世の中に発信したい。そして、その姿が隊員の励みになり、自分の職務に誇りを感じてもらいたい。」ということです。

その演奏活動を通じて世の中に貢献することが、自衛隊における音楽隊の存在意義なのではないかと私は考えます。

これまで80年の長きにわたり平和を維持してきた日本が、今後もそうあるために何をするべきなのか。私は音楽を通して貢献するべく、自身の自衛隊人生をかけて演奏活動を続けていきたいと思います。

令和7年度西部方面音楽隊巡回演奏会(大分)での様子

令和7年度西部方面音楽隊巡回演奏会(大分)での様子

令和7年度自衛隊音楽まつりでの様子

令和7年度自衛隊音楽まつりでの様子