MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

すごすぎ 自衛隊の復旧力
潜水艦、深海より浮上せず サブマリナーを救出せよ!
歴史書をひも解くと、有史以来、これほど何度も災害に見舞われた国は、世界でも珍しいことが分かります。とくに17世紀後半、江戸は人口100万人を超える世界有数の大都市でした。そこへ地震、噴火、洪水、津波、大火、飢きん、疫病など、ほんの百数十年の間に、さまざまな大規模災害が襲い掛かっています。しかし、そのたびに復興を遂げて、今日の近代国家・日本が形成されているのです。今号のマモルでは、その復興力について触れ、さらに、自衛隊の国防のための復旧力の強さについて特集しました。
すごすぎ 自衛隊の復旧力
自衛隊が有事はもちろん災害発生時にも頼りにされる理由のひとつに「自己完結性」の高い組織であることが挙げられます。特集では自衛隊の「復旧力」を取り上げましたが、これだけ多種多様な「復旧力」を持つのは自衛隊だけでしょう。道路がなければ補給ができず、修理ができなければ装備もどんどん失われていくのです。
取材で特に印象に残ったのは、陸上自衛隊の07式機動支援橋を展開する場面。橋桁なしに長い橋を架けることのできる装備で、まるで魔法かのごとく橋ができていく様子には目を見張りました。また、残念ながら誌面の都合上少ししか掲載することができませんでしたが、衛生学校での、「人の復旧」ともいうべき、第一線救護やメンタルケアについての取材も興味深いものでした。その他、取材にご協力いただいたすべての関係者に感謝いたします。読者の皆さんも「自衛隊の復旧力」に興味を持っていただければ幸いです。
潜水艦、深海より浮上せず サブマリナーを救出せよ!
潜水艦をメインにした戦争映画の見どころは、やはり敵潜水艦や艦艇との手に汗握る攻防戦です。やがて魚雷・爆雷攻撃で制御不能になった潜水艦が着底、この鉄の棺桶からはたして脱出できるのかというシーンで、もう潜水艦もののお決まりのストーリーなのですが、何度観てもハラハラドキドキで、飽きることがありません。個人的にはドイツ映画の『U・ボート』や韓国映画の『ユリョン』などが好きでしたね。
映画の場合、ほとんど潜水艦が自力で窮地から脱出しますが、今回取材した潜水艦救難艇は無人艇、有人の潜水艇、飽和潜水員とあらゆる手立てを使って遭難した潜水艦の救出に向かいます。幸いなことにこれまで実際に潜水艦の救難任務に就いたことはないとのことですが、潜水艦の乗員にとってはいるだけで安心という大きな存在なのだそうです。
以前、日本人女性で2人目の宇宙飛行士になった山崎直子さんにお話をうかがった時、スペースシャトルが着陸できずに海上に着水し、現地に飛んだヘリが飛行士たちを救出するも悪天候で墜落、水中に沈みつつあるヘリからいかに脱出するかという訓練を行ったと聞いて、そんなほとんどあり得ない状況まで想定しているのかと驚いたことがありました。潜水艦救難艇も、万万が一の時に備え、日々訓練に励んでいるのは同じですね。
株式会社 扶桑社のサイトをご覧下さい。