MAMOR(マモル)2024年4月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

  • タレント:かざり
  • カメラマン:鈴木 教雄
    プロフィール
  • ロケ地:大手町(東京都)

特集

マモル転職情報

Military Report

いつでもどこでも駆け付け防空 これが自衛隊の移動する飛行場だ!

編集後記

編集長 高久 裕

学校を卒業して就職したら、一生その会社で働く、といったライフスタイルは昔の話で、今の若者たちは、難関を潜って入社したとしても、そこが自分に合わないと感じると、抵抗なく転職をする世の中になったようです。その理由も、従来多かった「給料が安い」「休みが少ない」「社風が合わない」といったものから、最近は、「自分が成長できない」「やりがいを感じない」「上司が叱ってくれない」などなど、自分を高めることを目的にした理由が増えているようです。そんなデータを見ていて立案したのが、今号のマモルの特集企画です。ステップアップできてやりがいがあって人のためになる転職先? 自衛隊じゃん! ということで、今号の特集は、「自衛隊転職情報」です。民間企業から自衛隊に転職した6人を取材しました。また、「転職先」として自衛隊を捉えた情報も満載です。“転職で天職を!” ぜひ、ご一読ください。

特集

マモル転職情報

ライター 魚本 拓

先日、地上波のテレビ放送で元自衛官のお笑い芸人・やす子さんが自身の入隊の経緯について語っていました。曰く、高校卒業後の進路に迷っていたところ、担任の教師から自衛官になるのはどうかと勧められ、衣食住が保証されるということもあって入隊し、大変なことがありつつも充実した生活を送っていたとのこと。今月号の特集は、まさにこのやす子さんのお話のような、「就職先としての自衛隊」にフォーカスしています。最終学歴卒業後、自衛官になるためのさまざまなルートをご紹介するだけでなく、民間企業での就業を経験した後に入隊した方々のエピソードも盛りだくさんです。ちなみに、先の番組では、やす子さんは近々、即応予備自衛官として復帰するとのことだったのですが、それがどのような役割なのかを含めた記事ともなっております。自衛官志望という方はもちろん、人はいかにして自衛官になるのか、に興味があるという方にも、本誌をお手にとっていただければ幸いです。

Military Report

いつでもどこでも駆け付け防空 これが自衛隊の移動する飛行場だ!

ライター 古里 学

移動管制隊の装備品の中で、やはりもっとも映えるのは「移動式管制塔」でしょう。管制シェルタを地上8メートルにまで上昇させることができ、その姿はぱっと見、アミューズメントパークの施設のよう。シェルタ内に入って、いちばん高いところまで揚げてもらったのですが、8メートルはけっこうな高さです。たまたまその日はお天気が良くて、ぽかぽか陽気の長閑な日和だったのですが、風が吹くとかなり揺れるんじゃないかなと思いました。担当の隊員によると、風速20メートル以上になると上昇させないとのことでしたが、2月15日に東京で春一番が吹いたときの最大風速が8メートル、最大瞬間風速は15.7メートルでしたから、あの程度の風だと移動式管制塔は揚げるんですね。それよりも怖いのが、上空に舞い上がっている管制シェルタへの出入りには、外部に設置された鉄梯子が使われるとのこと。移動管制隊の隊員には、飛行管制の技術だけでなく身の軽さも求められるようです。

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