MAMOR(マモル)2024年2月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

  • タレント:小貫 莉奈
  • カメラマン:鈴木 教雄
    プロフィール
  • ロケ地:自衛隊入間病院

特集

指揮官を支える 自衛隊・副官という任務

Military Report

少年自衛官たちの青春がはじける 開校祭アルバム

編集後記

編集長 高久 裕

古今東西の多くの軍事組織にある「副官」という任務を知っていますか? 小説や映画などで耳にしたことがあるかも知れません。ビジネス界における秘書、主に上流階級の家で主人をサポートする執事に似て非なる任務です。自衛隊にも副官はいますが、その任務については一般にあまり知られていないのではないでしょうか? そこで、マモルでは、初めて、副官についての特集を組んでみました。AIが人間をサポートする時代、優れた人間力で指揮官を補佐する自衛隊の副官について、マモルで触れてみてください。

特集

指揮官を支える 自衛隊・副官という任務

ライター 臼井総理

副官は、一般企業や団体にはない、自衛隊や軍隊特有の「おしごと」。記事を読んでいただければわかるとおり、単なる「司令官のサポート」に止まらず広範な任を負い、司令部の潤滑油として、幕僚たちと司令官のつなぎ役として、他の誰にもできない役割を担っていました。なかなか知ることのできない副官の世界、いかがだったでしょうか。

ちなみに、私の亡祖父は旧陸軍で副官を経験していました。この企画を担当できたのも、何か特別な縁があったような気がしてなりません。最後に、今号の取材では内倉空幕長はじめ、多くの皆さんにお世話になりました。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。がんばれ!自衛隊の副官たち!

Military Report

少年自衛官たちの青春がはじける 開校祭アルバム

ライター 魚本 拓

「バモス!!」。陸上自衛隊高等工科学校の開校祭で迫力ある演技を見せた和太鼓部「桜花太鼓」のメンバーたちが、取材時に皆でしきりにそう叫んでいました。「それは部の合言葉?」そう聞くと、「いえ、とくに意味はないです」との答え。おそらく、誰かが不意に発した、スペイン・ポルトガル語で「行くぞ!」といった意味となるそのセリフがメンバーたちに伝播し、開校祭当日にのみ、何故か彼らの間で流行っていたということなのでしょう。あるいは演技終了直後の、アドレナリン全開の状態でいささか興奮気味だった彼らの気持ちをその言葉が過不足なく表現していたということなのかもしれません。いずれにしても、和太鼓部にかぎらず、主にメインステージで発表を行った工科学校の生徒たちは、事程左様に若いパワーが爆発しており、その熱気でこちらの気分も高揚する取材となりました。――と、今月号の「ミリレポ」では、特別職国家公務員の自衛隊員である一方、ふつうの高校生でもある彼らの、開校祭という特別な1日を追っています。自衛隊の教育機関に興味のある方はもちろん、前途のある若人の情熱に触れてみたいという方は、本誌をお手にとっていただければ幸いです。

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