MAMOR(マモル)2023年8月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR(マモル)2023年8月号

特集

まもる力、つなぐ力、音楽の力

Military Report

超スゴイ!空を飛びながら戦闘機に給油できるKC-767

編集後記

編集長 高久 裕

1991年、アメリカン・フットボールの優勝決定戦、スーパーボウルの開会式におけるホイットニー・ヒューストンのアメリカ国歌独唱は、「伝説の中の伝説」と、今に語り継がれています。日本でも、スポーツイベントなどで、シンガーによる国家独唱が行われることが増えています。今月号のマモルでは、『君が代』独唱を経験された4人の「歌姫」が、「音楽の力」について、トーキング・セッションを実施。3人は、陸・海・空各自衛隊音楽隊に所属するボーカリストたち。そして、もう1人は、圧倒的な歌唱力で、人々を感動に誘うアーティスト、May.Jさん。話は、ブレス(息継ぎ)の技術的な話から、音楽で世界の平和は守れるか、といった広大な話題まで広がり、熱を帯びて盛り上がり、途中、話しながら、つい涙ぐんでしまう場面も。感動のセッションを、ぜひ、誌面でお確かめください。

特集

まもる力、つなぐ力、音楽の力

ライター 臼井総理

自衛隊員にあらざる自分にとって、防衛省Webサイトに「編集後記」という名目で駄文を垂れ流せるのは、MAMORライターの役得のひとつだろう。

それ以上の役得といえば、自衛隊の、普通ではなかなか見られない部分を取材できること。第一線部隊はもちろん、他媒体では注目されないだろうレアな後方部門まで、これまでもいろいろなところを(仕事ではあるが)見ることができた。

今回の特集、特に冒頭の座談会を担当できたのは、過去トップクラスの「役得」だったと思う。個人的に、かつて高校3年間を部活動で歌うことに捧げてきた経験もあり、4人の歌姫、そして音楽隊OBの方々への取材は非常に楽しく興味深いものだった。楽しかった……。

記事そのものの内容について、付け加えることは何もない。

じっくり読んで、楽しんでいただければ幸いだ。

自衛隊と音楽の密な関係、ぜひ今後もご注目を。

カメラマン 鈴木 教雄

アナ雪で一世を風靡したMay.Jさんと陸・海・空各自衛隊の歌姫による豪華な対談を撮影しました。数々の舞台で注目を集める存在なだけあって、皆さんオーラが違います。ゆっくりと言葉を選ぶように、「私にとって歌うとは何か」という思いを語る4人に、思わずシャッターを押す手が止まり、引き込まれてしまいそうでした。「君が代」を歌うことの難しさやメッセージ性を語る際には、May.Jさんが歌詞を口ずさむシーンも。伴奏もマイクもないですが、スッと心に届く美しい歌声でした。音楽まつりで歌う姿から、陸・海・空各自衛隊の歌姫には、「凛々しく力強い女性」というイメージを持っていましたが、対談で盛り上がる3人はうら若き女性そのもの。自衛官としてのたくましさの裏にある、可憐で艶やかな一面を垣間見ることができました。もしまた機会があるのであれば、御三方が楽しく歌いながら心を通わせる姿をカメラに収めたいですね。

超スゴイ!空を飛びながら戦闘機に給油できるKC-767

ライター 古里 学

世界に小牧基地だけにしかない、ブームオペレーターの訓練用のシミュレーター「BOT」の操作にチャレンジさせてもらいました……で、その結果は惨憺たるもの。ゲーム感覚でやれば楽勝とまではいかなくとも、まぁそこそこはできるんじゃね? なんて甘い思い込みでジョイスティックを動かしてみたのですが、戦闘機についている給油口のなんと小さなことよ。ブームの先端がバンバン機体にぶつかって、これが実機だったらステルス性を高めているF-35の塗料が剝げ落ちて、小さな国の国家予算に匹敵するくらいの損害を与えたのではないかと考えると、脇汗がぐっしょりでした。

思うにブームオペレーターの皆さんはゲーセンで、特にクレーンゲームなんかを扱わせたら、子どもたちのヒーローになっているのではないでしょうか。

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