MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

海自のバーチャル対潜水艦戦を実況中継!
ドローンが飛び交う現代の戦争に、戦車は有効なのか?
その衝撃的な内容から、1988年の連載開始とともに物議を醸した、かわぐちかいじ氏のマンガ、『沈黙の艦隊』が実写映画化され、2023年9月29日に封切られると発表された。現役2等海佐の潜水艦艦長がクーデターを起こし、独立戦闘国家「やまと」を名乗るという荒唐無稽ながらも、当時の日本の安全保障政策に一石を投じる内容で、国会でも取り上げられただけに、今回、海上自衛隊が協力して、実際の潜水艦で撮影が行われたと聞き、おどろきを禁じ得ない。封切が楽しみであるが、観る前に、今号の「対潜水艦戦」特集を、ぜひ読んでおくことをおすすめする。原作では、主に“潜水艦対潜水艦戦”が描かれるが、海中に潜む潜水艦を探知する方法などを本特集で知っておくと、映画がより楽しめると思う。ちょっと早いが、予習としてどうぞ!
海自のバーチャル対潜水艦戦を実況中継!
海深く沈潜し航行する潜水艦は“海の忍者”の異名を持つように、発見することがきわめて難しい艦艇とされています。喩えていえば、それは、25メートルプールに落ちている一本の針を探すくらい難しいのだそうです。今回の「MAMOR」では、それほど困難な、他国の潜水艦の居場所の捜索・探知と追尾、そして対処に至る「対潜戦」について特集しています。誌面では、日本におけるその作戦の重要性や、海上自衛隊の輸送艦が敵潜水艦に狙われた場合を想定した対潜戦のシミュレーションなどが展開されています。
ところで、潜水艦といえばこれを題材にした映画は、『U・ボート』や『レッド・オクトーバーを追え!』、『クリムゾン・タイド』、『K-19』などなど、数多製作されています。以前、取材した海自の潜水艦の艦長の方も、これら潜水艦映画は漏れなく見ているとおっしゃっていました。閉鎖空間で物語が展開されるだけに緊縛感があり、潜水艦映画にハズレなし、といわれ……あ、でもローレラいやなんでもありません。ともあれ、対潜戦に関する知識を得たうえで上記の映画などを見ると面白さも増すと思われますので、そうしたことを含め、潜水艦に興味があるという方は、本誌をお手にとっていただければ幸いです。
ドローンが飛び交う現代の戦争に、戦車は有効なのか?
なぜ島国日本の防衛に「戦車」が重要なのか。今回の記事をご一読くだされば、きっと皆さんに理解していただけると確信しております――。
こんにちは。74式戦車と同い年、担当ライターの臼井総理です。間もなく半世紀を迎える我が人生、その間にも数度聞いた「戦車不要論」。他に「戦闘機不要論」もありました。結局のところ、装備は“じゃんけん”。グーがいくら強くてもグーだけでじゃんけんに勝てるわけはないんです。平和を守るためには、グーチョキパーのバランスが大事ということを、皆さんにご理解いただきたいと思いながら本記事を執筆いたしました。
閑話休題。74式戦車の完全退役が間近に迫って参りましたが、ぜひ一度どこかで乗せてはいただけませんでしょうか。関係各位に伏してお願い申し上げます。退役記念記事も書きますので。ちなみに、私こと74式自営業には退役の予定はありません。オンボロになっても、子供の学費を稼ぐため原稿を書き続けます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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