2025年12月19日
防衛省
本日、コリンズ国防大臣と朝食を共にしながら、日ニュージーランド防衛相会談を行いました。コリンズ大臣とは、先月11月にマレーシアでお会いしたばかりで、今月もこのように日本で防衛大臣会合を開催できたのは、両国の緊密な関係を象徴していると感じています。会談ではまず、地域情勢について議論をしました。私からは、12月6日に南西諸島の東側で発生した中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事案及び9日に実施された東シナ海から四国沖の太平洋にかけての中露爆撃機による共同飛行について説明しました。本件について、コリンズ大臣との間で強い懸念を共有するとともに、両国で緊密に連携していくことを確認しました。また、中国のこうした行動に対して冷静かつ毅然と対応していく重要性も私から強調して説明しました。次に、両国が戦略的に重視する、太平洋地域の平和と安定のための取組について議論をしました。太平洋地域の一部であり、太平洋諸島フォーラムの創設国でもあるニュージーランドは、太平洋島嶼国と国防上、また安全保障上深い関係があります。我が国も近年、太平洋島嶼国への能力構築支援を実施しているほか、JPIDD(日・太平洋島嶼国国防大臣会合)を主催し、地域の安全保障における課題等を議論しています。日本とニュージーランド、お互いの強みをいかす形で連携することにより、太平洋地域の平和と安定に更に貢献していく方向で一致しました。そして、午前中に茂木外務大臣とコリンズ大臣との間で物品役務相互提供協定(ACSA)及び情報保護協定の署名が行われましたが、こうした法的枠組みの整備の進展を受け、二国間の更なる防衛協力の深化に向けた議論を行いました。昨年9月、初の二国間共同訓練がニュージーランド海軍と海自の間で実施され、本年8月には、海自の護衛艦がウェリントンへ寄港するなど、共同訓練や相互訪問が活発化しています。海軍種を中心に深化する防衛協力関係を基に、更なる協力の機会を引き続き追求していくことを、コリンズ大臣との間で確認しました。その上で、コリンズ大臣とは、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、両国の防衛協力を一層深化させるため、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
小泉大臣、ありがとうございます。また皆様、こんにちは。本日、小泉大臣と、また茂木外務大臣とお会いいたしまして、両国間で防衛安全保障に関する協定を署名することができました。この協定は既に緊密な二国間関係を更に強化する重要な一歩となるものであります。悪化する世界の状況を受けまして、ニュージーランドはコミット強く、自らの役割を果たし、相互の利害を堅持してまいります。我々はパートナーシップ、連携の価値をよく承知しておりまして、協力し合うことで、共により強くなれること、共同することで発言と行動がよりパワフルになると確信しております。本日署名いたしましたACSA(物品役務相互提供協定)は、死活的に重要な兵站を支えるものでございまして、6月にファーストトラックに乗せてまとめましょうという両国首脳の一致したコミットを受けたものであります。自衛隊と我が国の軍は既に良い連携関係にあります。そして、この協定によりまして、よりシームレスに協力できる環境が整いますので、共に手を携えて協力しやすくなります。本日署名いたしました情報保護協定は、法的枠組みを提供するわけで、その下日本とより安全に幅広い情報を今後共有できるようになります。ニュージーランドは地理的に孤立した国ではありますけれども、安定した地域、国際的な制度に依存いたしまして、集団的安全保障、また開かれた貿易体制に下支えされ、我々の価値観を反映する透明性高い規則と規範によって律せられている国でもあります。だからこそ我々は安全保障関係を再活性化してまいります。また、自らの役割を果たしまして、日本等の同志国と御一緒にルールに基づいた国際秩序を堅持してまいります。なぜなら今の世界というのはこの数十年間の世界と比べて全く様変わりになったからであります。戦略的環境も一段と悪化している昨今でございますので、それを十分認識しているからであります。日本と中国の間の緊張関係も懸念しているところでございます。ニュージーランドは対話と外交こそが、意見の不一致を解決する最良の方法だと常に確信しております。現状から前進させるためには、唯一こういった方法が適切な方途と信じております。全ての国は対話、外交に利害を有し、投資していく責任があります。年初ニュージーランドは防衛能力計画を公表いたしまして、防衛関係費を倍以上に増やすことにいたしました。ニュージーランドは最も緊密な防衛パートナー国と御一緒に、相互運用性を確保するとともに、イノベーションに力を入れ、より軍としても戦闘能力を増強し、殺傷力を向上するということにもコミットしていまいります。ニュージーランドと日本の防衛関係者の方々は素晴らしいお仕事をなさっております。訓練、運用ともに至極効率的に遂行されておられます。存分に能力が発揮できますように、これからも必要なツール、支援を提供してまいります。各国を巡りまして強く感じていることは、人脈あってこそ強力で永続的な関係が育まれるということであります。両国の関係に見られるように、永続的な互恵的パートナーシップが大事なのです。素晴らしいホストであられる日本側に心より感謝申し上げるとともに、裏で本日の署名も含めまして、いろいろ尽くしてくださった皆々様方に心より改めて御礼申し上げます。この協定によりまして相互運用力、ならびに既に固い絆が両国間にありますけれども、これが更に強化されると確信しております。大変ありがとうございました。
コリンズ国防大臣の発言については、通訳者の発言そのまま。
以上