2024年6月1日
防衛省
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- 木原稔日本国防衛大臣と申源湜(シン・ウォンシク)韓国国防部長官は、2023年6月の日韓防衛相会談で一致したとおり、地域及び世界の安全保障上の課題並びに北朝鮮による核・ミサイルの脅威への対応の必要性を踏まえれば、日韓・日韓米安全保障協力推進はますます重要であるという点で一致しました。
- 2023年8月の日韓米首脳会談では、3か国の首脳が日韓米の安全保障協力を新たな高みに引き上げることで一致し、日韓米のパートナーシップが3か国全ての国民、地域、そして世界の安全と繁栄を増進するとの考え方の下、地域の安全保障上の課題に日韓米が連携して対応することの重要性を確認しました。
- 両大臣は、日韓二国間の安全保障協力関係は、基本的価値と戦略的利益を共有する日韓両国に裨益するものであるとともに、強固な日韓米安全保障協力の基礎となり、北朝鮮の脅威を抑止するためだけではなく、自由で開かれたインド太平洋の実現のために不可欠であるとの認識で一致しました。
- 両大臣は、様々な分野において協力・交流を推進しつつ、日韓米安全保障協力の推進及び日韓防衛当局間の相互信頼の強化に努めていくことで一致しました。
- 今般、日韓防衛相間においては、日韓防衛当局間の対話を活性化するために、以下のとおりとすることで一致し、これらの場を通じて、今後の日韓安全保障協力の具体的内容について協議を行っていくことで一致しました。
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- 日韓防衛次官級協議の年次開催
- 日韓防衛実務者対話(日韓MM協議)の再開
- 自衛隊-韓国軍のハイレベル交流の再開
- また、2023年6月の日韓防衛相会談の結果を踏まえ、日本国防衛省及び韓国国防部並びに海上自衛隊及び韓国海軍は、双方の事務レベルで、2018年12月に海上自衛隊と韓国海軍の間で発生したような日韓及び日韓米の安全保障協力の停滞につながり得るような事案の再発防止策を策定するための協議を継続してきました。
- 海上自衛隊及び韓国海軍の安全を確保するために必要な議論の結果、双方は、円滑な意思疎通の確保をはじめとする相互理解の促進の重要性で一致しました。これに伴い、海上幕僚長と韓国海軍参謀総長は、双方の艦艇・航空機間の通信手続きや中央レベルの意思疎通の要領を含む文書を作成したところであり、今後、署名に必要な行政手続きを進めていくことで一致しました。今後、海上自衛隊と韓国海軍の双方が平時に海上で遭遇した場合においては、今般、作成された文書に基づき対応がなされることとなります。
- 以上を踏まえ、両大臣は、事務レベルで確認された事項が実施され、海上自衛隊と韓国海軍の双方が平時に海上で遭遇した場合に安全を確保することで一致しました。確認事項の実施状況については、日韓防衛当局間及び海上自衛隊-韓国海軍間の定例協議体等を通じて確認していくこととしました。
- 両大臣は、本会談の結果を踏まえ、引き続き、日韓・日韓米安全保障協力を強化していくことで一致しました。