日英防衛相会談について

2023年11月7日
防衛省
英語版/English

印刷用

令和5年11月7日14時から約50分間、木原防衛大臣とシャップス英国防大臣は、東京において日英防衛相会談を実施しました。

  1. 冒頭、シャップス大臣から、木原大臣の防衛大臣就任に対する祝意が示されました。木原大臣から、シャップス大臣の国防大臣就任に対する祝意を述べるとともに、アジア及び欧州における最も緊密な安全保障上のパートナーとして、シャップス大臣とともに、日英間での連携を一層深めていきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、本年5月に日英首脳間で発出された「広島アコード」を踏まえ、安全保障分野における日英関係がかつてないほど緊密なものとなっている旨を確認するとともに、近年、自衛隊と英軍のあらゆる軍種間で往来や意思疎通が積み重ねられていることを歓迎しました。また、木原大臣から、2025年に計画されている英空母打撃群のインド太平洋地域への派遣は、同地域への関与を一層強化する英国の意思と能力を示すものであり、歓迎する旨を伝達しました。さらに両大臣は、日英円滑化協定(RAA)が、11月15日から日本国内で実施する陸上自衛隊と英陸軍との実動訓練「ヴィジラント・アイルズ23」において初適用されることを歓迎し、日英RAAの活用を通じ、自衛隊と英軍との連携や、相互運用性の向上を一層図っていくことで一致しました。加えて、自衛隊によるアセット防護措置の適用に向けた議論が前進していることを歓迎しました。
  3. 会談では、防衛装備・技術協力についても議論が行われ、次期戦闘機に係る協力について、両大臣は2035年までに優れた能力を持つ次期戦闘機を開発するため、足並みを揃えて取り組んでいくことを改めて確認しました。
  4. 両大臣は、日英防衛協力・交流の更なる深化に向け、緊密に連携していくことで一致しました。

(了)