2023年10月19日
防衛省
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２０２３年１０月１９日、木原稔日本国防衛大臣とリチャード・マールズ豪州副首相兼国防大臣は、東京において会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 冒頭、マールズ国防大臣から就任の祝意が示され、木原大臣から感謝の意を示しました。また、木原大臣から価値観と戦略目標を完全に共有する日豪間では、防衛協力があらゆる分野に拡大していること、その上で、両国の主権及び地域の安全保障上の利益に影響を及ぼし得る緊急事態においてもしっかり連携できるよう、防衛協力の実効性を高めていきたい旨述べました。
- 木原大臣から、我が国は反撃能力の保有を含む防衛力の抜本的強化に取り組んでいる旨説明し、マールズ大臣から強い支持が表明されました。また、両大臣は、昨年１０月に発出された新たな「安全保障協力に関する日豪共同宣言」の内容を着実に実行していくこと及び両国の同盟国である米国を含めた３か国防衛協力をあらゆる分野で進める重要性を確認しました。
- 両大臣は、運用協力・共同訓練の深化及び相互運用性の向上が、日豪防衛協力の実効性を高める上で重要であるとの認識で一致しました。その上で、本年８月に日豪円滑化協定が発効し、両国のＦ－３５Ａ戦闘機が相互に展開した訓練に適用されたことをはじめ各種運用協力・共同訓練が進展していることを確認し、本年１１月末から日米で行う指揮所演習「ヤマサクラ」及び来年２月に行う日米で行う指揮所演習「キーン・エッジ」に豪国防軍が初参加することを歓迎しました。また、両大臣は、「安全保障協力に関する日豪共同宣言」に基づき、強化された運用面の協力の範囲、目的及び形態に関する議論の進展を歓迎しました。
- 両大臣は、日豪防衛装備・技術協力の重要性を確認するとともに、オーストラリア国防省が三菱電機オーストラリアとの間でのレーザー技術を活用した共同開発事業の契約締結を公表したことを歓迎しました。
- 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、より一層連携を強化することで一致しました。