日独防衛相会談について

2023年3月18日
防衛省
英語版/English

印刷用

令和5年3月18日15時20分から約30分間、浜田防衛大臣とピストリウス独国防大臣は、東京において日独防衛相会談を実施しました。

  1. 浜田大臣から、ドイツの国防大臣として約16年ぶりに来日したピストリウス国防大臣を歓迎するとともに、2021年の海軍フリゲート「バイエルン」及び2022年の空軍ユーロファイターのインド太平洋地域への派遣は、同国のインド太平洋地域の平和と安定に積極的に貢献するとの強い決意を示すものであり、これを高く評価する旨述べました。
  2. その上で、浜田大臣から、引き続き、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の維持・強化に向け、ピストリウス国防大臣とともに日独防衛協力・交流を推進していきたい旨述べました。これに対し、ピストリウス国防大臣から、ドイツはインド太平洋地域への関与を継続すること、日独防衛協力をさらに強化していきたいとの発言がありました。
  3. また、浜田大臣から、昨年末に策定された新たな国家安全保障戦略及び国家防衛戦略に関し、必要な防衛予算を確保し、反撃能力を含む我が国の防衛力を抜本的に強化していくこと等を説明し、ピストリウス国防大臣からは、ドイツの国防政策について説明がありました。
  4. 会談では、防衛協力・交流についても議論が行われ、両大臣は、ドイツ軍のインド太平洋地域へのさらなる展開及びその際の日独共同訓練や部隊間交流等の実現に向け、緊密に連携していくことで一致しました。また、自衛隊とドイツ軍の共同活動を促進するための法的枠組みの整備を目指すことや、防衛装備・技術協力を深めていくことでも一致しました。