日伊防衛相会談について

2022年4月12日
防衛省
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    標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

    2022年4月12日19時00分から約100分間、岸防衛大臣とグエリーニ伊国防大臣との間で日伊防衛相会談が行われました。

  1.  岸大臣から、グエリーニ大臣の訪日及び約5年ぶりとなる日本での日伊防衛相会談の対面での開催を歓迎するとともに、我が国として「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の維持・強化のため、欧州諸国の関与を一層強固かつ不可逆的なものにしていきたいと考えており、この文脈において日伊間で具体的な防衛協力の取組みが進展していることを歓迎し、引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、グエリーニ大臣から、EUの「インド太平洋戦略」、「戦略的コンパス」及び同国のインド太平洋地域における政策について説明があり、その中でイタリアとしてインド太平洋地域の重要性を確認するとともに、日本との協力を重視しており、FOIPについても強く支持する旨発言がありました。また、戦闘機等の装備品分野での協力の可能性についても発言がありました。
  2.  両大臣は、欧州及びインド太平洋地域における情勢についても議論を行いました。欧州情勢に関し、グエリーニ大臣から、ウクライナ情勢にかかるイタリアの対応方針について説明がありました。これに対し、岸大臣からは、今回のロシアによるウクライナの侵略は、明らかにウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法と国連憲章の深刻な違反であり、このような力による一方的な現状変更は、欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがすものであり、断じて認められない旨述べました。
  3.  また、インド太平洋地域における情勢についても意見交換を実施し、両大臣は、力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対するとともに、国際法を遵守していくことが重要であるとのメッセージを発信し、共に自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を強く推進することが重要であるとの認識で一致しました。さらに、北朝鮮についても議論し、両大臣は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射は国連安保理決議違反であり強く非難するとともに、国際社会全体にとっての深刻な課題であるとの認識で一致しました。
  4.  我が国とイタリアはともに、国際社会に大きな責任を有するG7のメンバー国であり、様々な問題において、引き続き緊密に連携していきます。