日比防衛相会談について

2022年4月7日
防衛省
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 標記について、以下のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2022年4月7日17時05分から約90分間、岸防衛大臣とデルフィン・ロレンザーナ比国防大臣との会談が行われました。岸大臣とロレンザーナ大臣との会談は、テレビ会談を含め、今回で3度目です。

1 安全保障環境・地域情勢

 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施しました。岸大臣から、今回のロシアによるウクライナ侵略は、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為であって、断じて容認できない旨述べました。両大臣は、航行及び上空飛行の自由の重要性を確認した上で、国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法を遵守し、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であるという考えを再確認するとともに、力による一方的な現状変更を、インド太平洋、とりわけ東アジア・東南アジアで許してはならないとの認識で一致しました。
 また、両大臣は、北朝鮮による弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反であり、強く非難するとともに、国際社会全体の平和と安全を脅かすものとの認識で一致しました。
 さらにミャンマー情勢について、岸大臣は、ASEANの取組みを最大限に後押しする考えである旨述べ、両大臣は、現下の情勢の打開に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

2 二国間協力

 両大臣は、二国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行いました。両大臣は、これまでの両国の安全保障面での連携の深化を歓迎するとともに、共同訓練等の協力を一層推進することで一致しました。
 また、両大臣は、一昨年決定した警戒管制レーダーの移転に関して、着実にプロセスが進んでいるとの認識を共有し、防衛装備・技術協力を更に推進していくことで一致しました。
 さらに、岸大臣から、人道支援・災害救援(HA/DR)や航空医学、艦船整備等の能力構築支援の進展を歓迎する旨述べた上で、両大臣は、二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで一致しました。
 また、岸大臣から、新たな国家安全保障戦略等の策定について、説明を行いました。

3 多国間協力

 両大臣は、ASEANの「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」と、わが国の「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が、多くの本質的な原則を共有していることを確認しました。その上で、ADMMプラス専門家会合(EWG)における両国の連携を含め、ASEANの枠組みにおいても、両国間でより緊密な意思疎通を図り、共に地域の平和と安定により積極的に貢献していくことで一致しました。